【感想・ネタバレ】誰がためにミューズは微笑む 富士見二丁目交響楽団シリーズ 第6部のレビュー

あらすじ

M響での競演は成功したものの、すれ違いから圭との関係はギクシャクし、悠季は家を飛び出すことに。しかしかつての愛の巣に身を寄せた悠季は、当時の想いを取り戻す。同じ頃、ブリリアント・オケの再招集が掛かり!? ※こちらの電子書籍については、口絵や挿絵は収録しておりません。ご了承ください。

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Posted by ブクログ

作者の秋月こおさんが、ここ数年、ずっとオフィシャル(K市議員として活躍されていた関係で)が忙しかったため、
出版本の数も少なく、ヘトヘトになりながら本を出している、という印象が強かったです。
今回、再び専業作家?に復帰されたことは、一読者としては喜ばしい限りです。

さて、この本では、悠季が圭の過去に嫉妬して家出するところから始まります。
めでたく仲直りした後半部分では、ブリリアント・オーケストラの面々がカーネギーに再集合、
華やかなオケの一夜を演じるまでの経緯が描かれています。
個人的には、外伝にしてでも、ブリ・オケの演奏についてもっと細かく書いてほしいという欲はありますが、
すらすら楽しく読むことができ、久々に秋月さんらしい本として楽しむことができました。

なお、本書付録リーフレットでは、実写版のフジミに関するCMが挟み込まれています。
実力もあり、そろそろ同性婚が市民権を得られつつある今日、できれば(深夜枠でもよいので)放送されないかと期待しています。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

シリーズ第6部9巻目


M響との競演は成功したが、圭の失言によるわだかまりは払拭出来ないまま、お正月に圭の過去を知る羽目になった上に、生徒たちの学業外の活動に圭が一枚噛んでいたことが発覚し、悠季はとうとう家出を。


家出しなければ持たないほどのイライラの原因が圭の失言ではなく、女性を愛しえた、そして流された命、の圭の過去だったことに、そっちかぁと思ってしまった。いや、大切なことなんだけど。過去は過去じゃんね?と思ってしまう私とは感覚が違うか…。私が悠季なら失言についての方が収まりがつかないけど。

まあ、そういう訳でこの巻もエチ無し。
でも相手をいついかなる時でも好きでいるなんて無理な話なんだから、こういう悠季をみるのはイヤじゃない。大いに悩んでくれたまえ。

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2013年05月01日

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