【感想・ネタバレ】「英語公用語」は何が問題かのレビュー

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TOEIC批判?

日本の企業が社内英語を公用語にするってどうよ?とは誰でも思うところ。
社内が人員的にもグローバル化していて必要があって英語が公用語化している会社ならまだしも、
今後グローバル展開に必要だといって日本人の会議や書類を英語化するなんて、そりゃおかしいでしょ。

ということいついて専門家の立場で一刀両断しているのが本書です。
特にそれらの会社が判断基準にしているTOEICは槍玉に挙がっていて、
たとえば700点以上、というのがどの程度のものなのか、
ビジネスとして使える程度なのかについて相当厳しいご意見を述べられています。
まあ、実際そのとおりなんでしょうね。
英語力がどうという前に日本語で仕事ができなければ元も子もありません!
という実に当たり前のご意見に納得してしまいました。

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2013年10月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ニコ生で、鳥飼玖美子さんとひろゆきの対談があって、それを見た後に買いました。
番組で1時間半ほど内容についての議論を聞いた後だったこともあり、非常に理解ができました。

さて、本書はタイトルにもあるように、英語公用語についての是非を述べておられます。しかし、それだけが書いてあるというよりは、英語そのものの価値や考え方について書かれており、面白い、非常に面白いです。

本書で知ったのですが、日本の英語教育が20年ちょっと前から、コミュニケーション主導になっているということに驚きました。つまり読み書きよりも、話すことに重点が置かれているということです。これは学習指導要領にも明記されているそうです。個人的には、自分が学生の頃はそういう感じは受けなかったのですが、そういう方向性があったそうです。

それにしては、皆が英語を話せるようになったとは思いませんし、それは筆者も指摘されています。むしろ以前よりも読み書きができないようになった、と言われるそうです。これは誰に言われているのか? それは企業なんですね。20年前のコミュニケーション主導になったという際も企業だそうです。面白いですね。


といったように、英語に関する様々な話題が扱われており、しっかりと読みこめば、理論武装できる事請け合いです。

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2011年02月28日

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