【感想・ネタバレ】廃墟に乞うのレビュー

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Posted by ブクログ

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休職中の刑事で権限も無く実際どこまで出来るだろう?と思うけれど、そこはこれまでの人脈を駆使して情報を得て、事件の真相を嗅ぎ当てる。
『兄の想い』が特に面白かった。心にずっしりくる話だったし、決して自分の手柄にせず上手く正しい方向に導くところが良かった。こういうスマートなやり方に憧れる。人を相手にしているから、真面目一辺倒では上手くいかないこともありそうだと思った。
この前後の作品があったら読みたいと思わせるような魅力が主人公にあった。

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2022年06月21日

Posted by ブクログ

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佐々木譲さん、直木賞受賞作品。「過去の清算」をテーマに扱う。短編小説で物足りない。その理由は、読み応えがありすぎるので、もう少し掘り下げて欲しかった!という裏返し。主人公は北海道警察の刑事 仙道は過去の無残な死体発見した。しかし、犯人を取り逃がした原因が自分にあったと指摘され、PTSDとうつ病を発症する。しかし仙道のパーソナリティは賢く、一本筋が通る、療養中の身で誰にでも優しくなれている。捜査の自由が利くので事件を紐解いていく新しい展開。独自捜査に限られるものの、仙道は過去を清算し職場復帰する。

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2020年09月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

私の好きではない短編集と知らずにbookoffで購入。
正直、ぼちぼちでした。

そもそも、短編集が好きではない理由は内容が浅いから。
起承転結で言えば、それが1サイクルで終わるものが多いし、
承から転の間が短いので浅く感じてしまいます。

この方の長編は何冊も読んでいて、重たい空気で起承転承転承転
繰り返しながら、捜査が進んでいくのですが、
やはり短編なので起承転結の1サイクルで事件解決している。

それを除けば、面白かったとは言えると思います。

備忘録として内容を少し書いておくと、
メンタルを患ってしまった刑事仙道の休職中の話。
休職中という曖昧な立場なので、各方面から相談がきて、
それを刑事の真似事のように捜査し、刑事たちに事件を解決させていく話。

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2021年10月26日

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