あらすじ
≪システムからの、解放完了。これより現実世界(リアル)が開始されます≫
その謎の音声が響き渡ると同時に、
公爵令嬢ルピアの意識はクリアなものとなった。
それまでの自分は、まるで何者かに意識を乗っ取られていたようだった。
“悪役令嬢”として振る舞うよう操られ、
婚約者を伯爵令嬢に略奪され、
尽くしてきた王太子にすら裏切られて――
これは、
『ゲームのシステム』により自身の意思すら奪われていた公爵令嬢が
ゲームの終了(エンディング)により自分を取り戻し、
真の幸せを掴むまでの「大逆転」ファンタジー物語――!!
感情タグBEST3
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着眼点、展開が面白い
公爵令嬢は婚約破棄され、結婚式も終わり、ゲームはエンディングを迎えた後のお話。幼児期から王家によって未来を閉ざされた令嬢は、ヒロインによってその未来も奪われたわけですが、そのツケを払ってもらわなくは。
もともと、婚約者としてあらゆる制約を課してきた相手を簡単に傷物にするなんて酷い話です。この国が完全に没落するかはわかりません。ヒロインは王妃になるらしいので、即位はするのでしょうが、王として国を治められるかどうか。自身の行動が、国を大きく弱体化させたことに、下位家族や国民が気づいた時、黙っているとは思えないです。
正直、もう少し先が読みたいです。続巻希望します。
ゲーム終了後の話は珍しい。
そうだよね。
元々婚約していたのを、それに向けて努力していたのを、本人悪くないのに意思ごと関係なく取り上げられるなんて…つらすぎる!!
システムなければ、ポンコツ人間多すぎる。
救いは、家族関係良かったこと。
本人よりも周囲がカンカンに怒って行動してくれたこと。
後味スッキリ。
未来に向けて何にでもなれるって言葉は、私達にも言えるな。
んむ、
凄っごく、しっくり来ました。
そぅ、所謂『恋愛ゲー』というのが、昔から
どうにも気持ち悪かったんですが、理由を
明らかにして頂いた気分です。
ゲーム終了、人間関係崩壊。
当たり前ですよねぇ。