あらすじ
もともと4つの小国(シンガポール・ブルネイ・チリ・ニュージーランド)が2006年に締結した自由貿易協定であるTPP。それを、2010年「5年間で輸出倍増」計画を掲げリーマンショック後の大不況克服を目論むアメリカ・オバマ政権が乗っ取ってから、話はおかしくなった。アメリカはTPPを使って、日本の市場と日本人の財産を手中に収めるつもりなのだ。日本がTPPに加入すれば、貧困がさらに拡大するばかりでなく、悪魔の条項「非関税障壁の撤廃」で、日本文化は完全に破壊される――。TPPに賛成するマスコミは1%の富裕層のためにウソを垂れ流すデマ拡声器にすぎない! 民主党だけでなく自民党の中にも賛成者は多数、存在する。いま気づかなければ、日本は亡くなる。
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Posted by ブクログ
何か最近TPPって聞かないよね。どうなったのかな。日本を代表する農業県に住んでいる身としては、アメリカに攻め込まれたらたまったものじゃない。JAの視察団がアメリカに行ったら、向こうの農家の人たちはそれほどTPPに熱心じゃないというのが新鮮だった。オバマが停滞している昨今、TPPはどうなっていくのか。しかし、地方が反対してるのに、中央の新聞はそれを書かないというのはびっくり。うち、地方紙しか読んでないからなー。ほんと、こういう外交が戦争につながるのだ。国益を守るというのはこういうことか。しかし、字の間違いとかが多かったのが残念。急いで出したかったからかな。
Posted by ブクログ
小林よしのりさんは右的思考が強いばかりで中身が無い様に思っていたが、このTPP論に関しては結構裏側まで考察深く追求しており、参考になりました。
Posted by ブクログ
相変わらず読み込むのに頭を使う本である。
でも、ニュースや新聞よりよほどわかりやすく、いろいろ考えさせられる。
著者の意見をどうとるかは読む人次第だろうが
ゴー宣にしろ、読むことで知識は増え、目も広がる気がする