あらすじ
『逝きし世の面影』著者は真の読書人としてこよなくファンタジー小説を愛した。知識と考察をあまねく注いだ傑作評論。解説:鈴木敏夫
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
渡辺京二氏による英国ファンタジーおよび関連文学の案内。渡辺氏がファンタジー文学を愛好していたとは知らなかった。トールキンの『指輪物語』以外は読んでいなかったのでなるほどという感じ。まあ、渡辺氏らしく結構難しい部分もあるけど(知識が追い付かない)。とはいえこれからこういう作品をじっくり読んでいく時間は私にはないだろう。そういう意味でも参考になった。まあ、いくつかは読んでみたいと思ってはいるが(とりあえず『ナルニア国』を古書で注文したりして)。
Posted by ブクログ
ファンタジーが好きならば呼んでおけと友人がお勧めしてくれました。
渡辺京二さん。初耳です。
もう亡くなられていますが、80歳を過ぎて講演で話した内容を書き起こした物のようです。口語体で書かれているので話しかけられてる風です。
ファンタジーの王道、ナルニア物語、指輪物語、ゲド戦記等等の著者や当時の時代背景、友人関係、作品の紹介などなどとにかく情報が多い。
最初CSルイスの生涯から始まるのですが、ナルニア物語を私は読んだことがないので作品の紹介を少し触ったところで一端読み飛ばして次の章へ(ネタバレ好まない、さらの状態で読書は楽しみたい派です)トールキンも彼の紹介はすっかり読んで、指輪物語の章はパス、、、。
さあお待ちかねルグウィンの番。ゲド戦記は半分まで読みましたのでそこまでの箇所を読んでみたらこれが面白い。京二おじいさんの解釈で
、そう、あらすじもわかりやすいし、物語の背景の紹介とか、ポイントとなる場面が実にスッキリと紹介されてまして唸りました。作者の背景も詳細にお調べされているようなので作品の解釈が奥が深いんですよ。
→これは、絶対に一度ファンタジー自体を読んだ後に読むべき本だと確信しました。そうすればものすごく楽しめる本であります。
というわけで、最後まで沢山の作家さんと、著名な作品の紹介が続くので随時読み飛ばしながら一端終了。ちなみに上橋さんやJKローリングなど今の時代の作家さんは紹介されてません。