【感想・ネタバレ】あるいて、あしたのレビュー

あらすじ

夏休みに実家の酒屋を手伝うことになった大学生の一夏。童顔な一夏は配達先の無愛想なバーテンダー・上川から高校生に間違えられる。第一印象は最悪だったが、二人は次第に打ち解けていく。一夏が上川を意識し始めた頃、彼の部屋に美しい女性・真純が訪ねてくる。彼女は上川が思いを寄せる相手で…。 ※本文にイラストは含まれていません

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 明るい、前向きな末っ子気質な真っ直ぐな青年と、ちょっと家庭の問題を抱えている男の話。

 真っ直ぐな男の子は、守られて育ったがために感情は真っ直ぐに出るし、隠し事は苦手……そのせいで、第一印象は最悪だった二人だが、でも、さりげなく相手の距離を測って言葉を選ぶなど、育ちのよさはうかがえる一夏は、あまり誰も寄せ付けまいとしていたバーテンダーの上川にするするっと入り込んでくる。
 二人はそうやって距離を詰めていくのだけれど、実は上川が家を出て、一人で無理やり生活を成り立たせている原因の一つには、「好きな人」の存在があることを一夏が知ってから、二人の関係が徐々にぎこちなくなっていく。

 自分の中に沸いた上川に対する気持ちはなんなのか……?
 わかる気がするけれど、それを認められない一夏はますます堂々巡りになって……という話でした。

 相変わらず、優しい気持ちがいっぱいな崎谷先生の話です。
 ただ、最初の頃に書いた作品なので、優しさはたくさんありますが、胸のぎゅっと苦しくなる感じはちょっと物足りないかもしれません。

 それでも充分に楽しめる作品だったので、この評価で。

 早く、次の本が楽しみです。

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2017年04月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

崎谷さんの初期作は読んだことなかったので。
読んでいると崎谷さんだなぁって思いましたが、
文章の流れというか、言葉遣いというかが初期作なんだなぁ…と思いました。

話的には、勘違いの積み重ねと元々相手には初恋の人がいて…というものなので、切ない感じでした。

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2014年02月24日

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