あらすじ
かつて年上の男との恋愛に傷ついた神流柚槻は、以来本気で誰かを好きになることができなくなっていた。キスまではいい。でもそれ以上は許さない。そんな柚槻の周囲には何人もの遊び相手がいた。けれど、丘智周と出会ったときから、なにかが変わり始めた。誰にでも優しく接し、相手をその気にさせる智周に恋人が途切れることはない。そんな男に本気になってはいけない。そうわかっていても、惹かれる心は止められなかった。つきあい始めたふたりだが、好きになるほど不安と寂しさは深まっていき…!?
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特筆するような設定・展開のお話ではないと思いますが、大変好みの作品です。「おもしろかった」じゃなくてとにかく「好み」。
淡々とした、けだるいような、憂いをおびた雰囲気がたまらなく好きです。
モノローグや会話で心情を語るのではなく、仕草やモノのありかたなどで表現していくのですが、それがとても心に響きました。
後日談を読んでみたいです。
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独特の空気感が好き。傷心から立ち直っていない年上受けは無口でセリフが少なく、心中に思っている言葉だけがどんどん一人歩きしていく展開がたまりません。優しい年下攻めに萌える…。その優しさが自分だけに向けられているわけではない…というのが、問題だったりする訳だが、それだけじゃない展開がよかった。
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柚槻のモノローグに、なんだか涙が流れてました。司との過去話と、チカとの現在進行形の恋愛が上手い形で対比されてて…うーん、たまらんです。司だいすきだ。
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08/7/8
トラウマ持ちの受が攻と出会って克服してハッピーエンドかと思いきや、それだけでは終わらないもう一捻りがあって面白かった。
文章が独特で好き。
『(ほら・・・)雨音に、小さな呻き声が混じる。(やっぱり、つらい)』128P
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あらすじ:かつて年上の男との恋愛に傷ついた神流柚槻は、以来本気で誰かを好きになることができなくなっていた。キスまではいい。でもそれ以上は許さない。そんな柚槻の周囲には何人もの遊び相手がいた。けれど、丘智周と出会ったときから、なにかが変わり始めた。誰にでも優しく接し、相手をその気にさせる智周に恋人が途切れることはない。そんな男に本気になってはいけない。そうわかっていても、惹かれる心は止められなかった。つきあい始めたふたりだが、好きになるほど不安と寂しさは深まっていき…!?
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初読み作家さん
攻め:智周
受け:柚規
かつて手ひどい失恋をしたユズキは本気になるのが怖いゆえに、軽薄な人間関係で生きていた。
しかし、ある日出逢った智周に対しては熱くなってしまいそうになる自分が居て、、、。
よく分からない話だった。
恋愛に臆病な受けの話なんだけど、何か、読みにくくはないけどスルッと入ってこなかったというか。
エチ場面もあっさりしてたし。
なぜ奈良先生の絵なんだろう、、??
書き方(表現)にアンニュイさを漂わせていてバブルな頃に流行ったバブリーな筆致だった。描写自体はこまかかったんだけど、うーん??
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橘さん初読み。若いカプなのに爽やかさはカケラもなくずっと夜の中をゆらゆらと流されているような雰囲気。心に負う傷故に恋に一歩を踏み出せない二人だけど、心が捩れている原因は攻めのチカの方が根深い。当て馬の少女の正体がわかると釈然としないものを感じるので少女ではなく司を当て馬としてもっと表に出して攻めの心情を掘り下げて欲しかったかも。若い二人からは引いた位置から読んでいたので焦れたりはしなかったけど「言葉は心を伝えるためにあるもの。二人とも単文喋りはやめて、ちゃんと喋りなさい」とは思いました(笑)
司の背景を知ると、もしかしらた司は柚槻を愛しく想っていたのかもしれないと思った。自分の背負うものを考えれば普通の恋愛は出来ないわけで、柚槻を大切に思っているからこそ彼を傷つけないための接し方だったのかなと。司がお気に入りな那義の願望かwそして、五十嵐もお気に入りだ♪
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[高校生×大学生]
年下攻め
どうやって終わるんだろうと思いながら読んでいました。
最後は悲しい終わりなのかもという予感さえしていた。
しかしそうじゃなかった。
かなり引っ張ったな。
主人公の感情が素直なのかそうじゃないのか良く分からなかったです。
内容は結構好きですが、
文体が好きじゃないです。
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☆あらすじ☆
かつて年上の男との恋愛に傷ついた神流柚槻は、
以来本気で誰かを好きになることができなくなっていた。
キスまではいい。でも、それ以上は許さない。
そんな柚槻の周囲には何人もの遊び相手がいた。
けれど、丘智周と出会ったときから、なにかが変わり始めた。
誰にでも優しく接し、相手をその気にさせる智周に恋人が途切れることはない。
そんな男に本気になってはいけない。そうわかっていても、惹かれる心は止められなかった。
つきあい始めたふたりだが、好きになるほど不安と寂しさは深まっていき…。