あらすじ
欧米の金融危機、円高ショックが日本経済に本当の打撃を加えるのは、まさにこれから。「三井住友銀行」や「東京三菱UFJ銀行」などのメガバンク、「野村證券」などの大手証券会社が加担し、大阪市や神戸市などの中核自治体や東大、京大、早慶など超有名大学までが骨の髄まで汚染され、国民の年金基金や貯蓄までが飛び去る金融派生商品の正体を、『スタバではグランデを買え』などを著したベストセラーエコノミストが簡明に斬る
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Posted by ブクログ
金融庁、メガバンク、大手証券会社を完全に叩く内容。ただ、実例や数値、判例を含め記載しているのでかなり信憑性がある。
話の中心は、過去に三井住友銀行、野村證券、三菱UFJ銀行などによってPRDC債、FXリターン債を売り込まれた内容を細かく分析、記載している。いかにデリバティブが危険性であるのかを書いてあるが、投資家の責任もあるとのこと。ただ、確かにPRDC債もFXリターン債も金融を真面目に学んでいない営業担当が販売していた事実がこの日本ではあり得ないことであると思う。法的規制や緩和と既得権益保守とのイタチごっこ。
最終的に、筆者も金融庁や金融機関に巻かれたかの印象を受けたのが残念。