あらすじ
今日本人が知るべき原子力の真実
本当に安全なのは超小型原子炉
「CO2は悪。原子炉はクリーン」は詭弁
※ ※ ※ ※
与党自民党は、実は原子力の平和利用を目的に掲げ、立党されていた。
ゆえに、エネルギー政策の中心には常に原発推進があり、それは今後も変わらないだろう。
さらにCo2を出さない原子力発電はクリーンエネルギーであるという詭弁が成立している。
原発推進派は、原爆や福島原発事故における放射能の脅威など「ごくまれな不幸なケース」としか捉えてないのだろう。
確かに、原子力発電は必要かもしれない。
だが、それは安全であることが絶対的条件だ。
そんな中で、苫米地英人博士が「原子力推進に条件付きで賛成しながら、人々の暮らしを安全、安心に導く道」を本書では示している。
その第3の道といえるのが「超小型原子炉」の活用である。
「小型原子炉」でなく「超小型原子炉」……。
果たしてそれはどんなもので、どんな社会を実現するのか?
現代におけるエネルギー政策、特に「カーボンニュートラル」「脱炭素」を掲げる大国の思惑や各種新エネルギーの可能性と落とし穴、原子力ムラに巣食う魑魅魍魎の実態から、その先にある「超小型原子炉」という福音の存在までを網羅した、「現代のエネルギー問題を表裏両面から考察した究極の一冊」。
【目次】
第1章 脱炭素社会の圧力
第2章 新旧交代
第3章 原子力の真実
第4章 超小型原子炉
第5章 原子力と安全保障である!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
1900年から2010年まで東京や大都市の平均気温は3度上昇している。
海上風力発電 世界8.6円/kw 日本12.9円/kw 適地が少なく浮体式で高コスト
太陽光発電 設備利用率25% 外国資本 20年後は土地の用途不問
原発
原子爆弾のウラン濃度20%に対し5%程度で核爆発しない ウラン238が99.3%
核分裂が停止しても放射性物質の崩壊熱が半減期まで発生しメルトダウン
日本の原発33基中、第三世代以降は4基 耐用年数40年を超えるのは4基
SMR Small Modular Reactor
アイデアは1960年代 日本の服部博士 直径1m未満5万kW 超小型4S炉 開発中
燃料棒 セラミック製で耐久性3~5年で交換を 金属燃料とし交換不要に
制御棒 冷却材を中性子が吸収されてしまう軽水ではなく ナトリウムに
蒸気タービン含めパッケージ型 メンテナンス不要
サイバー攻撃、ヒューミント(人との接触による諜報活動)にも強い
ニュースケール7.7万kW、
テラパワー、ロールスロイスSMR、日立GE 30万kW以上 小型?安全?