【感想・ネタバレ】彼方から 6巻のレビュー

あらすじ

徐々に自らの力の本質に近づきつつあるイザークに衝撃の言葉が!「天上鬼は破壊の化け物とは限らない――」それを語ったというクレアジータの救出に動くイザークたち。しかし、警護にあたっていたブルヌイ兄弟との戦いで、イザークは天上鬼の力をコピーされてしまい!?

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2人の出会いが世界を変えていく、大河ラブ・ファンタジー。

少しおとぼけ気味の平凡な女子高生・典子は、ある日下校途中に無差別爆弾事件に巻き込まれ、異世界へ飛ばされてしまう。
見知らぬ森の中で化け物に襲われ怯える典子を救ったのは、渡りの戦士・イザーク。
イザークがそこにいたのには実は理由があって……

素直で一生懸命な典子が、クールでなんでもできるけれど、大きな苦痛を抱えたイザークの心をほぐしていく様子がとても丁寧に描かれています。
イザークが初めて笑ったときには、典子と一緒に感激してしまいました。
また、人々の心の中の光が持つエネルギーの大きさもこの作品の主題のひとつ。
不安や不正が蔓延る世界を変えていく力は、一人ひとりの心の中に既にあるものなのかもしれません。
現代にも通じる「大切なこと」を諭すように教えてくれる良作。
この物語の優しい結末を、ぜひご自分の目で確かめてみてください!

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ネタバレはありません。

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