あらすじ
数多くの有名クリエイターを輩出していることで知られる広告代理店・博報堂では
なんと、職場や打ち合わせ、商談で雑談をすることが推奨されています。
業務の効率化などの影響から、むしろ「無駄なモノ」とされがちな雑談に
なぜ、博報堂はこだわるのか?
その秘密は、仕事の質が劇的に向上する「博報堂式雑談術」にあります。
本書では、クリエイティブ部門だけでなく、営業から経理、人事まで、
博報堂の全社員が身に付ける、仕事の「武器」としての雑談の使い方を解説します。
※カバー画像が異なる場合があります。
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Posted by ブクログ
優れたアウトプットは雑談から生まれるというのが主題かなと感じた。その中で雑談に望む時の姿勢や日頃のコミュニケーションに役立つことが書いてあった。今はまだ、そのような業務は少ないがアイデア出しや打ち合わせなどが多い業務になったら再度読んでみたい。
日頃のコミュニケーションで使えそうなのだけ抜粋
・新しい発想を生み出すプロセス
1.共有→2.拡散→3.収束→4.統一
拡散が一番大事。
・雑談で本音を話せる環境を作る。
→自己開示、立場を捨てる。
・(×)趣味を聞く、(○)最近ハマっているものを聞く
→具体的になって答えやすい。趣味やとないですーってなるけ
・(×)人から聞いた話や自慢話より
(○)自分の体験談やちょっと失敗した話をする
・相手の意見を絶対否定せず、一旦受け入れる。
→良かれと思っての発言もNG。相手から聞かれたときのみ言う。言いたい時はちょっとずらして答える。
・相槌ははいではなくなるほどで相手に関心があることを示す。あれどうなった?と前回の話を覚えてるのも良き。
・アイデアは質より量。
・煮詰まったら過去や未来(江戸時代や10年後)はどうだろうと考える。
・20%ルールで10案中2案は突拍子もないの。
・ナインスリー
付箋に9個書出す→その中から1.2個選ぶを3回繰り返す
※この時9個のうち2個数は突拍子もないのいれる。
また、紙に書いて壁などに貼ることで客観的に見る。
・マンダラート(大谷翔平のやつ)
真ん中に主題を置き、その周りの8マスに関連するのを書く→関連から1つ選び、またそれに関連するのを周りに8個書く。
最初の主題に関連するのが見つけれる。
・ひとつのことに関してなぜを繰り返す。
それについてネットで調べて、調べても分からなかったのが重要な問いになるので、会議の場に持ってく。
Posted by ブクログ
よく会議(打合せ・ミーティング)をするので、結構、実用性の高い内容として参考になりました。既知の、実装済みの技術も多くありましたが、無意識でもあったので、ちゃんと言語化・見える化・類型化されているのが新鮮でした。意識的に駆使している、それが組織知として基盤化されているのはすごいと思いました。
Posted by ブクログ
雑談の本を読みたいなと思っている中で、博報堂の人がどうやっているのだろう?と気になり購入。博報堂では、雑談の中にこそアイディアが生まれると考えている会社であり、会議の冒頭10分は意識的に雑談をするらしい。雑談をうまくするために意識したいことは①自己開示②自分の立場や役割を捨てる。話題としては①相手がはまっていること(趣味ではなく)②全員が話せそうなこと③相手に関心を持つことが重要。また、アイディア出しにおいては、話し方として隠れたライバルをみつける、聞き方としては肯定した上で返す、⚪︎さんならどう返す?を意識することが重要である。
Posted by ブクログ
文体が軽くてサクサク読めました。
とにかく拡散して良質なアイデア出しをするヒントがたくさん書かれていました。
雑談には抵抗があるかもですが、その目的と威力を会の出席者が理解できていれば、とても良い方法だと思いました。
Posted by ブクログ
なるほどそうだね、という感じ。確かに雑談は排除すべきものではなく、むしろ積極的に行うべき。
職種的にアイデアを生み出すことが日常茶飯事の仕事とは正反対のところにいるものの、人の意見は絶対に否定しない等参考にできる点は多い。
しかし、どうにも私には実践できそうにない。雑談はせいぜい会議の本題に入るまでのアイスブレイクとしてしか使っていないし、会議はなるべく早く終わらせたいと思ってしまう。
雑談がアイデアの宝庫というのは納得だが、実際、成功(アイデアが実る)に結びつく確率は低い。そうするとどうしても達成感がなくなってしまう。かと言って、なあなあな折衷案で結論を出すこともはばかられるし…。難しいね。