あらすじ
「俺と、つきあってくれないかって頼んでるんだ」
私立櫻丘学園高等寮で暮らす烏丸旭には、その気になった男を弄ぶという悪い噂があった。そんな旭の前に、端整な容姿と雰囲気から『王子』と呼ばれ、憧憬される寮生・伊達洸貴が現れる。それまで誰とも均等な距離を保っていたはずの伊達だったが、旭には好意を隠すことなく接してくる。初めは伊達を避けていた旭も、少しずつ頑なだった心を溶かされ、やがてつきあうことになるのだが?!?
恋するせつなさ、苦しさ、喜びを綴った物語をあなたにーーー!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
★4.5
学生モノな気分だったので手に取りましたが、萌えた!!
攻めが受けを好きになった理由とか、少し消化不良な所があって、攻め視点の書き下ろしがあれば良かったのになぁ…と思いつつ
でもまぁ、受けがぐるぐるするのにとにかく萌えたので、細かいことは気にしない!
男子校の寮でホモ沢山ってちょっとファンタジーすぎ?と思わなくもないけどww
さらっと気楽に読めるのでオススメです
伊達×烏丸の主人公CPにはもちろん萌えたけど、烏丸と三尾のやりとりが可愛くて…!
シリーズ集めたいと思います(*´∀`*)
Posted by ブクログ
寮モノの傑作。今まで読んだ寮モノの中で一番寮という設定を生かしつつ話が面白い上キャラクターも秀逸。会話のレベルの高さが高校生離れしてるけど、全体的にお洒落で素敵。
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この方の書かれる小説(文章)すごく好きです。
ジャンルでいうと神奈木智さんのような感じです。
話も個人的には全寮制大好きなので、
こういう閉鎖的な空間で展開される恋愛がとても良いですね。
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のっけの二人のシーンからもうキレイなのね。
学生寮モノは随分読んだけれど、これは随分静かでおとなしい感じ。そこがじわっと萌えツボを押してくるのです。
シリーズの残り2冊も読んでみたい。
Posted by ブクログ
王子様攻と学園ものは大好物なので、わたしはわりと好きでした。でも『秋霖高校第二寮』みたいなほのぼの暖かい感じはありません。むしろ、この作家さん独特の一歩引いてフィルムを眺めているような無機質な空気感があります。とにかくこの作家さんは行間を読まないことには何も始まらない。はっきりと言葉で書いてくれません。でも、そのもどかしさも個人的には結構ツボです。
飛びぬけた容姿のせいで、周りからあらぬ誤解を受けている旭、いっそ一人でいる方がよいと誰ともなじまない。そんな旭の心を学園の王子様:伊達がやさしく揺るぎない求愛で溶かしてくれる。幸せ過ぎて怖い―そんな薄氷の上を歩くような心許なさ。その不安に応えるように、ある事件がきっかけで誤解した旭は一方的に伊達との関係を切ってしまう。お互い想いを残したまま別れ、でももう元にも戻れない。それなのに寮で同室になってしまうとか・・・きりきりするような切ない展開。しかも伊達の王子様っぷりは半端なくて、全然言い訳しない。責任の一端は自分にもあると堪える堪える。でも、これがわかりづらい・・・だから、なかなか仲直りできない・・・。結論的には、すべて旭の誤解でしたっていう・・・そんなオチ。なんか、こう書くとすごくしょうもない話みたいに聞こえる・・・。でも、どんどん恋していく、幸せ過ぎて怖くなる。すべて嘘だったと思ったときの絶望。切なくて切なくて苦しいっていう心の流れにはすごく共感できたよ。
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橘先生の本は二冊目。期待通りに良かった!
描写も分かりやすく、思い浮かべやすく挿絵も綺麗で申し分ないですね。
ただ、欲をいえばラブラブ…(ネタバレですが)
だった別れてしまう前の時期をもう少しエピソードとか書いて欲しかったなぁって思う。もっと感情移入出来たのかなって思った。
まだ好きなのに勘違いの上の裏切られたと思ってボロボロになってくのとか、抱いたとふっかけられてカッとなるとこがすっごく胸キュンだった♥
Posted by ブクログ
08/6/16
男子寮でのお話。
文章、設定、雰囲気・・・とにかくすごく好みでした。
シリーズ3冊でているのであと2冊も必ず網羅します!!
何気に澤村が好みだったりするw
『これは、足元の氷が割れた音なのだ』160P
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初べにお作品! もう完全に作風にやられた! かんぜんに第七官のせかいだよーー!! 観念的なのにリアル。けっこうすぐくっつくところもSUKIだなー 若干物足りないかんじはあったんだけど、残り2作で完全に補完された気がします!
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面白かったです・・・とても良かった。学園の寮モノ、ということで特に目新しい部分も無いんですけれども、この方の書かれる文章は硬質で透明感に溢れていて、とても素敵でした。今後出版される小説も購入したいです。
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このシリーズは優しいけどどこか切ない物語でした。本当に普通に告白して付き合ってという感じの話なんですけど文章がとても丁寧で繊細で読んでいて愛とは特別な感情なんだなと感じさせられます。個人的には朱い熱が1番すきなのですがもちろんどの話も好きです。キャラがまた魅力的でどのキャラも好きでした。
たわいの無い日常の話なんだけど大切にしたくなる、そんなお話でした。
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!!注意!!
非腐女子のオタクが研究のために読んだので、視点や感想に偏りがあるかもしれません!
男子寮はホモの巣窟――
偉大な友人が言っていました。
個人的には伊達君がもっと自己弁護すればよかったのに!と思いましたw
Posted by ブクログ
男を惑わして弄ぶという噂があり周囲から孤立している旭。そんな彼に学園で「王子」と言われている伊達が「付き合ってくれ」と言ってきた。幸せすぎて怖い…そんな旭をある事件が襲った。と言った感じか。いやぁ〜皆さん仰ってるように、とても透明感のある文章ですなー。この世界にありがちなややこしい難解な言い回しとかでもなく、かといって単調で特徴のないものでもなく。ちょっとした台詞や仕草の間にいれる文章とかにハッとさせられる。巧い。どこだったかなぁ…おおーそういう言い方しますか!と感心した箇所があったんですが…忘れちゃった(感想書く本は赤ペン引きながら読みたいくらいだ)でも、ちょっとツッコミ入れたくなるとこもある。松嶋の告げ口で旭が伊達のことを誤解する時。なんで三尾は黙ってたんだ?その場にいたのに。後から「シマちゃんが変な風に言うからー」ッテのはおかしくないか?その場でフォロー入れてあげなよ。…まぁそこで誤解が消えれば話が進まなくなるんですが(苦笑)それと、ラストのすれ違いが些か長すぎ。いやページ数が長すぎるのは良いのだが、妙に細切れすぎてパッツンパッツン場面転換する(時間が経つ)もんだから「おいおいまだやってんの?」ッテ気になってくる。あと気になるのが松嶋。あれほど旭を目の仇にするのはなんでだ?まぁそりゃ姫城の案に不満だったコトもあるのだろうけど、それだけでは片付けられないような…。伊達が旭に惹かれたのもちょっと弱いかなぁ〜…BLでは野暮ですか?(笑)。しかし…伊達君のような高校生いないよなー優しいしカッコイイし…つか、なんでいなかったんだ!月子の高校に!こんな高校生と恋愛したかった!月子のマフラーも締めて〜!(どんな感想)表紙と装丁は良い!一度書店で手にとってご覧下さいませ。作者の透明感ある世界を素敵に表現しております。それにしても、寮長やるキャラって、なんで猫も杓子も同じなんだ?