あらすじ
ママはみんなを泣かせて死んでしまった.だからわたしは,生きるためにママと反対のことをする.ママ似の髪を切って,生きものの面倒はみない,本も読まない.そして,みんなを笑わせるんだ――12歳のサーシャは悲しみを乗り越えるため,秘密の7つのリストを作る.スウェーデンを代表するYA作家が描く,心の再生の物語.
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Posted by ブクログ
日本の作家と海外の作家の違いは今までにも何度も書いているが、海外作家さんは屈託卑屈屁理屈の3屈がないんだよね。すべてストレートに訴えてくる。だから情が湧くしすぐに溶け込める。この本の対象年齢はおそらく少年少女なんだろうけど大人が読んでよ包み込みたくなる温かさがある。大好きなお母さんみたいになりたいけれど、お母さんみたいになったら早く死んじゃうと本気で考えた少女の純真さが生んだいくつかの十か条、みたいな中の一つがコメディークイーンになる事。子供が親から、大人から受ける影響は大きい。それをまた多くの大人の愛の手で支えていってほしいと願わずにはいられない物語。