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Posted by ブクログ
平安時代大好きな私にはドンドンピシャリ!とりかえばやが好きで、BL的にもおいしいよね〜そういえば 平安BLってあんま見ないな〜と思って検索かけて行きつきました。
貴公子の求婚も楽しみ!
感想ですが。
とりあえず開いて、2段組か...ボリュームに怖じけそうになるも意外とサクサク読めました。
だからって時代考証が適当ではなくて、学生時代の知識とGoogle使いながら平安を思い浮かべて...
中盤ぐらいまでは、各人の単衣の色も頻繁に出てきて想像の中でも上品な色合いにうっとりです。
ただし、調べないと分かんないですが...笑 でもここで現代的に言われても嫌なんで、私はこの平安感が好きでした!
萌えについて。
私のピークは、結婚前〜狭霧が狩衣を着る前ぐらいまで。この辺りが一番好きだったなー。
女であること甘んじて受け入れながら、心の底では男になることを望んで、でも実親に少しずつ惹かれていって...
いつしか、嫉妬までするようになる。この恋の流れが好きだった。
欲を言うなら、この流れをもっと葛藤入れまくって綿密に書いて欲しかった!!
狭霧の男として生きてみたい気持ちと、女のような恋心は、BLじゃなくてももっと悩むはず。実親様好きよ、男の私も褒めてねって簡単に整理つきすぎたのが....
実親もです。政敵の弱み、政治の道具としての利用価値。あまりの美しさに惑わされたのか?とかネタはむちゃくちゃあるでしょ!始終一貫して、ただただ良い人だった実親。一瞬でも狭霧を裏切り、左大臣家を陥れる...みたいな部分も欲しかったなぁ......
なんか悪い人がいないんだよ!
光則兄さんも萌えでした。
実親と狭霧を取り合うのか?という私の予想を遥かに裏切り、結婚されてました...残念!笑
でも絶対、小さい頃狭霧に恋しちゃってたと思うの!
久々にBLらしいのどかっと読んだなぁと思わせる一品でした。