あらすじ
あなたにとって幸福とは何ですか?
「岡村ちゃん」こと岡村靖幸が22人の多彩なゲストと語り合った「幸せとは何か」の記録。
「週刊文春WOMAN」人気連載対談が1冊に。まえがき・あとがき・各回の「対談を終えて」は語り下ろし。
【「まえがき」より】
22人のゲストの方々に訊いた「あなたにとって幸福とは何ですか?」。その答えはもちろん十人十色。みなさんがどんなふうに幸福を見つけたのか、見つけようとしているのか、どんなことに幸福を感じるのか。幸せになるためのハウツーはありません。でも、前向きに生きていくための指針になるのではないかと思います。(岡村靖幸)
【ゲストのみなさん】
神田伯山(講談師)/千原ジュニア(芸人)/伊藤蘭(俳優・歌手)/能町みね子(エッセイスト)/川谷絵音(ミュージシャン)/小林麻美(モデル・俳優・歌手)/オードリー・タン(台湾の政治家)/高村薫(小説家)/土井善晴(料理研究家)/ロバート キャンベル(日本文学者)/アイリーン・美緒子・スミス(環境活動家)/田中泯(ダンサー)/スパークス(ミュージシャン)/宮嶋茂樹(報道カメラマン)/村田沙耶香(作家)/ネルケ無方(僧侶)/ショーン・レノン(ミュージシャン)/吉川晃司(歌手・俳優)/よしながふみ(漫画家)/斉藤和義(ミュージシャン)/鈴木おさむ(元放送作家)/立川談春(落語家)
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Posted by ブクログ
とても面白かった!
様々なジャンルのゲスト達が岡村ちゃんと対談。
ゲストの本音やこれまでの生き方を引き出す、岡村靖幸の話術と人当たり(頭の回転の良さ?)が対談をより深いものにしていると思う。
私自身、この本に登場するゲストの方の何人かは、はじめて知る人も。どの人も底知れぬ人間的な魅力に溢れていて。
田中泯さん、村田沙耶香さん、能町みねこさん、よしながふみさんの章が特に好きでした。
最後に岡村靖幸がそれぞれのゲストへ尋ねる、幸福とはの質問。どれもすごく胸に沁みました。
まだまだ道半ば。私も頑張ろう。
Posted by ブクログ
髙村薫が鬱の時期があったとは。でも意外ではない。
「幸福って風のように一瞬感じるもの。永遠に続くかわからない。でも、ふいに感じるものだからこそうれしいし、追い求めたくなる。それが幸福」って伊藤蘭のコメントが印象的。
あとは「自分のパッションのこれだけ(50年)持ち続けられること。そして今後の予測がつかないこと」というスパークス。すごい。
本著の前に「結婚への道」って本も出してるらしい。岡村ちゃん未婚だもんね。たしかにこれから結婚したら、なかなかセンセーショナルかも。
Posted by ブクログ
岡村靖幸さんが興味をもった20人以上の人たちとのトーク集。最後は「あなたにとって幸せとは?」がくるのだが、対談者の人生や好きなこと考えなどを、岡村さんが自然体で聞きだした内容が面白い。有名人や特別な才能をもっていると外からは見える人たち誰もが、自分と同じように悩み、考え、試行錯誤と偶然に導かれて今を生きているんだということがよくわかった。
Posted by ブクログ
岡村ちゃんの対談をきっかけに「へー、こんな人がいるんだ!」と知れるのでありがたい。ショーンレノンさん、ジョンレノンの実の息子だとは全然知らなかった……
村田沙耶香さんとの対談が一番面白かったかな……というか、仕事するクローンと子育てするクローンと遊ぶクローンと……みたいな小説を前書いてたそうだけどそれ私も度々夢想することで、ぜひ読みたい!と思った。
一番よかったのは、岡村ちゃん的に良いことかわからないけどあとがきの「(いい感じの仕事ができるのが一番の幸福かな、という文脈で)音楽は、僕だけじゃなく、いろんな人とのかかわりで成り立つエンタテインメント。僕はとっても幸せな仕事をしていると、あらためて思います。」のところ。感涙……。岡村ちゃんが幸せに思ってくれて、あたしもうれしい( ߹꒳߹ )岡村ちゃんはどう生きても音楽家をやらざるを得ないような人だったんじゃないかと思ってしまうけど、それで苦しんだ部分もあったんじゃないかと思うし。だけど、今幸せと思ってくれていることがファンとしてとても嬉しいなと思った。吉川さんとの対談でも、ファンの喜ぶ表情が嬉しいという話に同意していたし。対談を通じて岡村ちゃんを知ることもできて、ファンにはおすすめの一冊です。