【感想・ネタバレ】世界マヌケ反乱の手引書 増補版 ――ふざけた場所の作り方のレビュー

あらすじ

金持ち優先社会で働きまくるのはもう飽きた! 面白い店や場所でとんでもない人々と繋がり、楽勝で生きよう! 第1章は基本の仲間の作り方。第2章は儲からない店の開き方。第3章では国内&海外のオルタナティブスペースのやり方を紹介。第4章では独自のパスポートや通貨を作り国境を超えて祭りを行う。文庫版は25頁分増補、スペースリストも増強! 解説 柄谷行人、ブレイディみかこ

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Posted by ブクログ

ネタバレ

読んでいると、たとえば、「だめ連」よりははるかに筋が通った思想がなく、土地、場所を低費用で不法占拠しながらバカ騒ぎをし、最終的に既成事実として占拠に関して土地の権利者に認めさせる事例を称賛しているだけに見える。「バカセンターと呼ぶにはあまりに筋が通っていてしっかりやっているように感じるけど、ここはあえてバカセンターと呼びたい」(180頁)。筋が通っていてなぜ悪いのか。
しかし、終盤では国境を越えた連帯――これはだめ連にはない――の必要を説きながら、「奴隷の処世術」(256頁)、「金もうけ最優先社会」(265頁)、「金持ち中心社会の奴隷のようなスタイル」(282頁)への抵抗として「小さい謎のスペースをいくつも作っていく」(189頁)ことを狙っていったことが鮮明になっていく。
著者の理論を知りたいかたは180頁以降から読めばよいだろう。
解説は柄谷行人、ブレイディみかこ。解説には役に立たないものが多いが、これらは有益。

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2024年10月06日

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