【感想・ネタバレ】この恋だけは推理らないのレビュー

あらすじ

上城北高校二年二組、窓際一番後ろの席には『恋愛の神様』がいる。「彼女いない歴=年齢」なのに『恋愛の神様』として様々な恋愛相談を受ける、岩永朝司、十七歳。放課後やってきた二年三組の小井塚咲那は、「私に小説のネタになりそうなコイバナを教えてください!」と真剣な眼差しで頼みこんできた。恋愛小説家だというのに恋を知らない咲那は、コイバナと交換に『神様』の助手となり、恋愛相談を二人で解決していくのだが……。爽やかな余韻も美しい「東京創元社×カクヨム 学園ミステリ大賞」大賞受賞作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

上城北高校2年2組の窓際一番後ろの席に恋愛の神様(岩永朝司)がいる。
朝司のもとに恋愛小説を書く小井塚咲那が「小説のネタになりそうのコイバナを教えてください!」と頼み込む。そこで朝司は教える代わりに自分のもとにくる相談内容を解決して欲しいと交換条件を提示。相談内容を解決していく中で、従妹で義理の妹である引きこもりの木葉から話を聞き学校に連れ出す必要が。木葉が引きこもってた理由は恋心を持っていた朝司が死んだからである。
朝司は木葉のために恋愛の神様として自分を殺したはずの木葉のストーカーを探し、木葉を助けようとしていた。そのことを知った紗那は自分が朝司を好きなことを自覚することとなる。



初めて恋をしたのにその相手である朝司くんは死んでいて幽霊だし、木葉ちゃんと両思いだし木葉ちゃんのために恋愛の神様してるしで、咲那ちゃんの立場苦しいなと思った。最後に気持ちを伝えたときは読んでいて本当に辛い…。咲那ちゃんが書く(欲しかった言葉を言わせたり、叶わなかった願いを叶え、届けられなかった思い、伝えられなかった言葉を書きつらねた)ハッピーエンドの小説も読んでみたかったと思う。
人の嘘(感情が)見え、目立ちたくなかった咲那ちゃんが解決のためにコミュニケーションをとったり、朝司のために恋愛の占い師になることを決意したりするのは凄いと思った。

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2025年11月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

日常系の学園ミステリ。えっと、あの方は幽霊……?と途中で明かされ、読み飛ばしたかと思ったけど、そこに至る描写では言及はされてないよね……?

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2025年06月23日

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