【感想・ネタバレ】「プロレススーパースター列伝」秘録のレビュー

あらすじ

これはすべて実話である!!

初代タイガーマスクが登場しプロレスブームに沸く1980年代前半、
『週刊少年サンデー』に連載され、少年たちの心を鷲掴みにした
漫画『プロレススーパースター列伝』(原作・梶原一騎)。
ファンタジーと実話の融合が魅力の一つだったこの伝説的作品の制作秘話を、
作画を担当した原田久仁信氏が初めて余すところなく明かす!
渾身の描き下ろし漫画『「列伝」よ、永遠なれ』(33ページ)も収録!

(目次)
第1章 ペルソナ
初代タイガーマスク

第2章 漫画家への道

第3章 悪玉と善玉
ザ・ファンクス スタン・ハンセン アブドーラ・ザ・ブッチャー

第4章 「ウラウナ火山」を探して
アンドレ・ザ・ジャイアント ミル・マスカラス

第5章 伝説と真実
タイガー・ジェット・シン BI砲 カールゴッチ リック・フレアー

第6章 「ワン・モア!」
ハルク・ホーガン ブルーザー・ブロディ ザ・グレート・カブキ

第7章 『男の星座』

描き下ろし漫画33P 『列伝』よ、永遠なれ

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Posted by ブクログ

ネタバレ

四大少年誌を週間少年ジャンプ、週間少年マガジン、週間少年チャンピオン、週間少年サンデーと定義したとしよう。少年の日々は各誌ひととおり目を通していたが、購入してまで読むものは限られていた。主にジャンプ。チャンピオンやマガジンは購入していた時期もあったが淘汰された。サンデーは買ってまで読むということにはついにならなかった。
掲載作品の傾向的にサンデーは、四大少年誌の中では際立ってナンパだったように思う。小学生や中学生の自分には響かず、それがのちのちまで尾を引いた。読むことが皆無ではないのだが、特に理由もなく縁遠いと感じ続けることになった。

そんな読み手であっても『プロレススーパースター列伝』は知っている。プロレスに興味がなくても知っている。床屋や塾の待合室で読んだ記憶がある。小学生の自分にも響く内容だった。
プロレスは嘘くささが嫌で早々に毛嫌いするようになったが、漫画の嘘くささはまあまあ平気だったので、列伝は楽しく読めた。奇妙なものである。

本書においても、ここ数年界隈を騒がせ続けている小学館のアレっぷりを垣間見ることができる。短くまとめられているが、書かずにはいられなかったことがいろいろなことを物語っている。

本書の中で数度取り上げられた「四の字固め」。ひっくり返るとかけた側が痛いというやつ。実際にはかけた側もくらった側もともに痛い。これは体感している。
ある漫画では逆転技として、ある漫画では死なばもろとも技として描かれた。どの順で、どこで知ったかしかとは覚えていないが、双方痛いという描写は『コータローまかりとおる!』で見た覚えがある。

荒木飛呂彦の文法は、梶原一騎ゆずりなのだなと、あらためて思う。

巻末漫画は『人生という名のSL』を思わせて、痺れる。

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2026年06月29日

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