あらすじ
「君の最後の言葉が頭から消えないんだ。『これで、満足しましたか?』と」
魔王とは聖女たちの成れの果てだった。この世界の真実を知ったとき、王子は聖女に告白する。
「愛している。愛なんて言葉じゃ足りないほど、貴女が欲しい」
元の世界に戻れなくなった騙され聖女ヒカリと、王子の世界を捨てて奴隷にまで堕ちたエルドレット。
エルドレットに狂おしいほど溺愛されて聖女ヒカリは、今代の聖女として願いを告げる。
大改稿加筆で飾る、新聖女召喚譚、ここに完結!
感情タグBEST3
匿名
ハピエン
下巻も校正力に難ありでした。出版社の担当さんってテキトーに読んでますね笑。25章と26章と番外編に、誤字と捻れがいくつかありました。例えば「膚浅」という素敵な言葉が「浅膚」とひっくり返っていて、これだと「浅慮」の誤字って言われちゃうなぁと残念に思ったり、「湯浴び」って言葉を初めて見て「湯浴み」の間違いと思いつつ「湯浴び」って今は言うのだろうか、と思ったり… 他は略。出版社さん、少し頑張ろう!
下巻はもう怒涛の展開で、涙が溢れてばかりでしたし、人の想いは重層的なものと言うのが見事に描かれていたと思いました。下巻もとても面白かったです。
ただ二人のイチャコラがもう少し欲しかったです。元王子エルドレットは主人公ヒカリ(光)が大切に思う人を増やしたいと言っていたから、そういう意味でも子どもはアリだと思います。しかし恐らくエルドレットさんは王族を抜けるのに断種処置をしていると思います。そしてヒカリはヒカリで、人を信じられない中での子育ては難しいだろうし、自分の子どもにすら嫉妬し児童虐待しちゃう素地がありそうですし… 二人の子はナイな、と思いました。
ヒカリもエルドレットも共依存の極致で幸せ一杯です。
上下巻を通して感じたのは、4章から24章までは読み易いのに、他の章は何故か読み難く感じました。やはり誤字等が散見されたからでしょうか。
それでも、目から鱗のストーリー展開でしたし、何度も言いますが、とても面白い物語です。やっぱり、だからこそ、誤字等は残念至極でした。
たまにですが、購入した書籍の更新があります。そういう対応をして頂けないですかね〜
表紙絵ですが、仕事を持つ20代社会人女性が異世界へと転移させられたにしては、幼い絵、と読了後に感じました。残念です。