あらすじ
「鬼芭阿諛子」なる人物が石川県の神社で宮司を務めている!? 神社に急行した岬美由紀は、そこでかつての師であり宿敵であった阿諛子の母・友里佐知子の日記を入手する。その日記には、驚愕の昭和裏面史=友里の過去が記されていた! 圧巻のスケールで描かれる激動の歴史。メフィスト・コンサルティング、ダビデ、マリオン・ベロガニアと友里の戦いが明らかになるクラシックシリーズ第12弾! すべての謎は今、白日の下に。
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Posted by ブクログ
千里眼シリーズ第12弾。
いよいよ、友里佐知子の過去が明らかになり、恒星天球教の成り立ちやメフィストコンサルティングとの関係も明かされる。
上巻である本作では、後半はほぼ友里の半生を振り返っており、もはや主役は岬美由紀ではなく友里佐知子という状態。なぜ友里佐知子という名前になったのかについても明かされる。その文量に圧倒される。前半の美由紀や鬼芭阿諛子の絡むストーリーを忘れてしまう勢いだが、相変わらずページをめくる手を休ませない展開に流石だと感心させられる。
下巻ではいよいよ恒星天球教との決着が待ち受けている。どのように決着させるのか、友里の半生とあわせてその展開が気になるところだ。