【感想・ネタバレ】貧乏神が！ 1のレビュー

助野嘉昭

人並外れた強運で、努力とは無縁の人生を歩んできた幸運少女・桜市子。しかし膨大な運気を持つ彼女は、人間界の「運」のバランスをどえらく乱していた！ 世界の均衡を保つべく、貧乏神の紅葉が市子にとり憑いた!!

[ブクログ · ★★★★★]

全巻読破。
当初ただのコメディかと思いきや、ちゃんとコメント通りに少女の成長物語だった。
ギャグとシリアスのバランスがいい。
おまけコーナーとかで、作者がいかに作品に思いを持っているかということが伝わってきて気持ちいい。

[ブクログ · ★★★★★]

幸福に恵まれた生活を送る桜市子と、その幸福を奪いに来た貧乏神紅葉とのドタバタコメディ。

ギャグセンスや絵のタッチが良く、話にも引き込まれました。
本当の「幸福」とは何か。そして仲間や、家族、大切なものが市子を人間的に成長させていき、しだいに明らかになっていく市子の過去にも目が離せません。
また単行本にはキャラプロフィールが載っていて、登場人物の名前に使われてる花の花言葉や作者のコメント、単行本カバーを外せば設定画などまであり、楽しみどころがてんこ盛りだと思います。

[ブクログ · ★★★★★]

最近気楽に読める少年漫画というとコチラしかありません

ギャグ成分はやりすぎず外しすぎずぼちぼちで、絵も素晴らしく、何より狙ったような狙ってないような微妙なキャラクターの雰囲気が好きです。ついでに作者のキャラも良いと思います。明るくサービス精神旺盛で狙い過ぎて寒くならないのは親子ともに同じです。

途中から長編続きになってくるのは仕方ないですかね。そこから市子の性格もだいぶ修正が加わって少し寂しい気分です。が、紅葉のガリガリなスタイルはいちぶも変わらない。いや、絶対に変わって欲しくないものですよ。