【感想・ネタバレ】おひさまとえんぴつのレビュー

あらすじ

大反響を呼んだ「沙希」の物語が待望の書籍化!
妹の耳が聞こえない…姉のとった行動に“感動の嵐”

生まれつき耳が聞こえない女の子「沙希ちゃん」。
お姉ちゃんやお母さんとの家族の絆、たかし君、絵那ちゃん、大地君などの3年1組のクラスメイトとの心温まるエピソードを、書籍化のために描き下ろし。
小説家になりたい本好き沙希ちゃんの最高に胸アツで爽快なハートフルコミックエッセイがついに発売!
SNS総フォロワー85万超!羊の目。最新作!!

【目次】
一話 沙希ちゃんの世界は今日も正しく回る
二話 あの日の声が聴こえる
三話 沙希ちゃんと憧れの作家さん
四話 おひさまものがたり

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Posted by ブクログ

ネタバレ

インスタグラムでフォローしている「羊の目。」さんの書籍。とてもとても優しいお話を描く作家さん。既刊の「スキありオムライス」と「1%ORANGE」は初々しくて優しくてかわいらしいお話なんだけど、インスタグラムで紹介しているこのお話を含むショートストーリーはどれもすぐ涙がこぼれそうになる優しくて恰好が良くて(恰好が良いというのは見た目ではなくて心)素敵なお話。今回は特にその中の耳の聞こえない沙希ちゃんと友達のたかしくんを取り上げた漫画。インスタグラムではその他にも色々な子供たちや子供たちを見守る格好良い大人たちが紹介されているので興味があったらみてほしい。世の中みんなこんな世界観だったらどんなに良いだろうと思うこと間違いなし。

おひさまとえんぴつは、小学3年生の沙希ちゃん、たかしくんと個性あふれるクラスのみんな、子供たちを取り巻く大人たちの涙なしでは読めない優しい物語。耳が聞こえないことで、悪意にさらされることもあるんだけど、周りの友達が悪意を絶対的な大らかさで中和してしまう。悪口を言われたから悪口を言い返すのではなくて、悪口を優しさで包んで中和してしまう感じかな。みんな人間力が高くてキラキラしている。耳の聞こえない沙希ちゃんが物語を書き、憧れの作家を目指す物語でもあるのだけど、どれも涙なしでは読めない。発売後購入したものの、家族のだれにも見られずに読む時間を探して後回しになってしまった。結局読めばボロボロ泣く。ちょっとの間誰にも会えないレベルで泣く。漫画なんだけど、絵本みたい。心に突き刺さる。自分の行いを振り返ってこの子供たちに恥ずかしくない大人であるか考えたりもして、涙を流して心の洗濯をしたい人にはぜひともお勧めしたい漫画。

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2025年05月26日

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