あらすじ
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カメくんとイモリくんは、川のそばに住むお隣どうしでした。ねぼうで食いしん坊、のんびりやのカメくんと、ちょこちょこ行動的なちょっとアーティスト系のイモリくんは、とても仲良しでした。あるとき大雨でイモリくんは家が流されてしまい、川下に引っ越していきました。夏が始まるころ、イモリくんがカメくんのうちに遊びにきました。しばらくぶりに以前と同じように、いっしょに過ごす楽しい日々。カメくんの住む「さわ」の仲間たちとのふれあいや、山奥の川底深くでみんなを見守るオオサンショウウオのおじいさんのところに遊びに行ったりと。で
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Posted by ブクログ
カメくんとイモリくんは、お隣同士のなかよしさんでした。しかしある日、大雨が降ってイモリくんの家が、二人が住む川岸から遠く離れたヒキガエル池まで流されてしまい、引っ越しを余儀なくされてしまいました。
「イモリくんは、池のくらしに、なれたかな。」
一年経った夏の日、カメくんとイモリくんは再会しました。
ルビは振ってあるものの、思ったより文字が小さくてボリュームのある話だなと最初に思いました。
読み始めると、全く気にならないくらい、可愛くて優しいお話で、読みながらほっこりしました。
ある程度二人の関係に慣れて愛着が湧いてきた頃に、家が流された時のお話が挟まれ、その構成の良さに、なるほどこれはいいなと思えました。
のーんびりのほほんと暮らしているかのような二人に、突然起こってしまった自然災害でなす術なく環境を変えざるを得なくなった、でもそれを悲観するばかりではなく、新しい環境でまた頑張って生きていく姿を見て、この二人が大好きになりました。
高畠純さんの絵がまた可愛い。高畠さんの描く動物が大好きなので、たくさん見ることができて嬉しいです。