あらすじ
装幀家の愛里紗は今日も浮気する夫の修のため料理を作る。一方仕事に燃える親友の彩江子はフェミニストと煙たがられ、修の遊び相手のまりもは若さと美しさを持て余している。単調で退屈な日常と甘い情事の先には、不都合な修羅場が待ち受ける――が、それより怖いのは大人たちの本性。恋愛小説の名手による、上品で下品な恋愛事情。その一部始終。
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Posted by ブクログ
元々ドラマから小説を知りました。
個人的に小説での言葉の選ばれ方が、とても綺麗だと感じました。
「上品で下品な恋愛事情」
好きな方はハマる作品だと思います。
Posted by ブクログ
大人の恋愛小説といえば小手鞠るい。感情移入できるかどうかは人それぞれだろうけど、大人の日常を、ストーリーの起伏よりも心の機微で魅せていき、そして美しい文章。「それが十代の私だった。(中略)淋しいでもなく、寂しいでもなく、さびしいでもなく、さみしい、だった。」あぁ、本当に素晴らしい表現。