あらすじ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
話題のあの自販機が本になりました.
NHK『ドキュメント72時間 ~秋田 真冬の自販機の前で~』(2015年)
ベストセラー『バスが来ましたよ』(アリス館)由美村嬉々氏 最新刊!
メディアでも数々紹介され続けている、あの“うどん・そば自販機”がついに絵本に!
【あらすじ】
海の見えるその町にぽんこつの自販機がありました。
そのぽんこつ自販機には、毎日毎日たくさんの人が訪れます。
散歩途中の親子、デート中の恋人たち、仕事中の運転手さん、悩みを抱えた社長さん。
彼らはぽんこつ自販機がつくったあたたかーいうどん、そばを食べながら
いろいろな話をし、笑い、悩み、考えて、また自分たちの場所に戻っていきます。
そんな日常が続くと思っていたある日、思ってもいなかったことが起きたのです―。
■文 由美村 嬉々(ゆみむら・きき)
三重県生まれ。作家・編集者・絵本カタリスト®・JPIC読書アドバイ ザー。
一般社団法人チャイルドロアクリエイト代表理事。
桐原書店、 朝日新聞社勤務後、フレーベル館に入社。
児童図書、保育図書の 編集者を経て、出版事業本部取締役をつとめた。
著書に、絵本『バ スが来ましたよ』(絵 松本春野/アリス館)等がある。
■絵 山本 久美子(やまもと・くみこ)
群馬県生まれ。多摩美術大学卒業。2003、2005年ボローニャ国際 絵本原画展入選。
絵本の仕事に『マルをさがして』『きんぎょ』(以 上、ひだまり舎)など。
日本児童出版美術家連盟会員。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
1杯¥200 30秒で食べられる!
ポンコツなんかじゃないよぉ~
40年もお腹と心を満たしてくれている自販機。
すごいな。
見てみたいし、食べてみたい。
一度某番組で観たことがあります。
行ってみたい!
自販機って、すごいなと思います。
設計する人 造る人 色々ひとつの自販機作るために沢山のプロが関わっているだろうと思います!尊敬!
Posted by ブクログ
秋田県の海が見えるうどん・そば自動販売機に会いに行きたいーーー!
語りは自動販売機自身。
あなたは何人もの人たちの心も体もポカポカにしてきたんだろうね。
ものすごく手間のかかるであろうこの自販機。
すみおさんと共にいつまでもお元気でね。
Posted by ブクログ
学生時代。場所は違いますが、これと同じ自販機でうどん、そば、ラーメンを食べていました。その懐かしさから、この本を手に取りました。
途中から、私も署名をした人の一人となった思いで読み進めました。
最後には涙があふれました。
いろんな人たちが、この自販機を通し人生を歩んでいる様子が描かれています。
クセのない温かみのある絵も、たいへんよかったです。
以下、私の思い出。
駅から遠く離れた学校。校門前のパン&文房具店の軒下に自販機2台あり。からっ風に吹かれるバス停と違い、半囲いのあるテーブル席でほっとできる空間。
当時 1杯 150円。かじかんだ手を器で温めながら食べ、毎回スープまで飲み干す。そのおいしさと温まった体での帰宅は怖いものなしに。学生のお小遣いには決して安くなかったけれど、それはたいへん幸せな時間でした。
今でも懐かしく、よく思い出します。
Posted by ブクログ
予約待ちをしている間にスノこさんもかなさんも読まれていて、早くこーい!と思っていたら願いが通じたのか、まさしく今日!届いてたー(*≧∀≦*)
我が県にもないかなぁと調べてみたら、あった!
…けど遠いな…県の中心部ではなくて、あの水産高校のあるあの町にあるそうな。
ちょっとしたドライブ旅だな。
でも壊れる前に行かないと食べられなくなっちゃう。
みんなに“ぽんこつ”って呼ばれてるの愛情を感じるよね。
いくつものドラマを見てきたんだろうなぁ。
温かい食べ物って心も一緒に温めてくれるもんね。
みんなにとってなくてはならない自販機なんだよね。
ちょっとほろりとさせられたり、ハラハラしたり、ホッとしたり。
大冒険する訳じゃないけど、とても温かい気持ちになる絵本でした。
なんだかお出汁のいい香りも心なしかするような気がする〜(*´∇`*)
Posted by ブクログ
やっと、読むことができましたよ、湖永さん、ありがとうございます(*^^*)
「ぼくは ぽんこつじはんき」のタイトル通り、うどん・そば自販機が主人公のこの作品!海の見える場所で40年、あったかいおいしいうどんとそばを提供してきました。“ぽんこつ”だけれど、たくさんの人が毎日訪れています。“ぽんこつ”だけに、故障も多くなってきたことをうけて、ご主人のすみおさんが決断します…。
私は実はこの手の、うどん・そば自販機、見かけるといつも食べたいなぁ〜と思っていたけれど、実は食べたことがないんですよ…!ずっと、もうずっ〜っと食べてみたかったんですけどね、そんなことを思っている間に私が“ぽんこつ”になってきた(汗)。というか…。どこかで現役で活躍している、うどん・そば自販機に出会いあったかいうどんを食べることが、ささやかな私の願いです♡
Posted by ブクログ
「ドキュメント72時間」の名作回である秋田の海辺にあるうどん自販機の回が絵本になったんですね。
ドキュメンタリーの雰囲気そのままで、あたたかい気持ちになりました。
自分ににとって「ドキュメント72時間」のもう1つの名作回「浅草アンダーグラウンド」もいつか絵本になるといいな。
Posted by ブクログ
うどんそば自販機を知ったのは某番組。絵本になるとは、みなさんの心に響く何かがあったのでしょう。でも、ぽんこつなんかじゃないよ、と声を大にして言いたい。
Posted by ブクログ
モデルになった自販機が今も秋田県の道の駅秋田港セリオンにあるらしい。(2024年11月現在)絵本を手に取ってから、この物語が、実話をもとに作られたものだと知った。
季節は冬で描かれているが、心はポカポカするようなストーリーでした。50歳や60歳以上の人には特にそうかもしれない。私もその一人です。
Posted by ブクログ
絵本の主人公は、海の見える近くにある「うどん・そば自販機」で、200円を入れて、うどんかそばを選ぶと30秒でもアツアツの美味しいのが食べられる。
24時間365日、ずっと作り続けている。
40年もやってきたからそうとうくたびれて、みんなは「ぽんこつじはんき」と呼んでいる。
きょうもたくさんの人が食べに来ている。
親子連れやデート中のカップルや大型バイクに乗ってきたグループや長距離トラックの運転手…。
ひっきりなしに食べに来る。
たくさんの声を聞きながら…
いつもと違うのは、みんなの悲しそうな声で。
ぽんこつだからもうお別れなんだと思っていたら別のところへ引っ越しだ。
また、違うところでみんなと会えるんだな。
これは、2015年NHK「ドキュメント72時間〜秋田 真冬の自販機の前で〜」をもとに描かれた絵本。
1978年秋田港近くの「佐原商店」に設置される。
2016年「佐原商店」閉店に伴い、現在の「道の駅あきた港 セリオン(SELION)」に移転
2023年 50周年を迎える
私事だが、NHKのドキュメント72時間はここ半年ほどよく見るようになったところで、この自販機のことは絵本で初めて知ることになった。
いろんな場所からいろんな人が来て、いろんな思いを抱えながら食べているんだろうと想像できる。
番組を見ていても人が集まって喋ったり、もの思いに耽ってる様子を見ると何故だか人って良いなぁと思ってしまう。
この絵本を見ているとまるでTVを見ているように映像が浮かんできた。
そっと立っている自販機、きょうも誰かの声を聞きながらあったかいうどんやそばを提供しているのだろう。
Posted by ブクログ
「ぼくは、うどん・そばじはんき。
海の見えるこの土地にずっと住んでいる。」で始まります。
この絵本は、「ぽんこつじはんき」と呼ばれている自販機目線で語られている絵本です。
みんなに喜ばれている自販機くんですが、経年の劣化には耐えられず危機が訪れます。
彼は、どうなる???
わたしの母校の高校にもありました、天ぷらうどんの自動販売機。
狭い生徒会室の奥に鎮座ましましておりました。
テーブル備え付けの、瓶入りの七味唐辛子を、隣の友だちのうどんに大量にふりかけるイタズラが流行りました。
間もなく、七味唐辛子は、置かれなくなりましたw
懐かしさをそそる絵本でした。うどんを、、、食べたくはならなかったけどw