あらすじ
世界幸福度ランキングで、7年連続1位に輝いたフィンランド。フィンランドの学校には「良く生きるための授業」がある。それが、心理学、社会学、政治学、哲学など、様々な分野を横断しながら、自分の人生観を育むための知識と教養を得る「人生観の知識の授業」。「良い人生って何?」「生きる意味はどこにある?」などの問いに向き合いながら、自分だけの答えを探すフィンランド独自の授業、そしてその教科書から、幸せに生きるヒントを探る。
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Posted by ブクログ
「きまり」を教える日本、「本質」を教えるフィンランド。広く知識を得、善悪の両方を知り、哲学や宗教も知り、自分で考えて答えを出せる人になって欲しい。わが子には。
Posted by ブクログ
高校生でこれが学べるとは幸せ。大人でも役立つ。「社会のと関係の中での個人主義」「日本は普段集団主義のくせに人を突き放す時だけ個人主義」「イジメは、いじめる人、いじめを助ける人、いじめられる人、黙認する人、の4者の問題」「自分自身の行動に責任を持ち、他人の背後に隠れない」「内集団のメンバーはそれぞれ異なるが、外集団のメンバーは皆同じと思ってしまう」「不明瞭であることに耐える」等。歴史的背景、理論、現在の社会的事実も材料に語られている。社会に生きる現代人として、「人生観の知識」を手元に置いておきたいです。