【感想・ネタバレ】美しい服 ~MIKAKO NAKAMURA 長く愛される価値ある本物~のレビュー

あらすじ

【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。

「捨てる服はもういらない」と思うあなたに。

より少なく、よりよい服を、より長く着たい――そう思う人が増えています。

セミオーダーが主体のブランド“MIKAKO NAKAMURA”は、美しい服をつくりたいという、デザイナー中村三加子さんの強い思いから生まれました。

上質な素材で仕立てる、流行を超越したシンプルな服は、着る人の個性を際立たせ、体型に合うだけでなく、ライフスタイルにも寄り添います。また、オーダーがあってはじめてつくられる服は、一着を職人がひとりで仕上げています。大量につくられ、だれもそでを通さぬままに捨てられる服があるなかで、長く愛されるために生まれる、幸福な服と言えるでしょう。

ブランド創設以来20年変わらぬ、そんな服づくりの姿勢を、全4章でひもときます。
第1章 「本当に美しいもの」とはなんでしょう。すべてはそこから始まります
第2章 長く愛される服づくり――原点は素材です
第3章 主役はあなた。服でもデザイナーでも、ブランドでもありません
第4章 大切に、長く……愛着がもてる服と生涯のおつきあい

服とのつきあい方を考えたい、変えたいと思う人が増えています。そのひとつのヒントが、この本で見つかるでしょう。

※この作品はカラーが含まれます。

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Posted by ブクログ

知る人ぞ知る、のデザイナーですね。いわゆる有名ブランドではないし量産メーカーでもない。私は残念ながら青山のサロンには縁がなさそうですが、カジュアルラインと紹介されているラインはたまに見かける程度には知ってるといったところです。
美しい服とは何か。こちらのファーストラインの服がマスターピースとして載っていますが、それとこちらの服の作り方がこのデザイナーとしての答えでしょう。短期間で使い捨てする消耗品としてではなく、流行に左右されることなく長く着られるものであること、そのためには上質な素材であることも必須でしょう。そういう意味で、こちらの服のデザインは、単なるパターン(型)ではなく、英語のデザインという言葉の意味に近いかもしれません。あとは着る人がどう身につけるか、着こなすか。身につける服本体の装飾は極力なし、装飾はアクセサリー等で付加するもの、と私は思っているのですが、私のその考え方に近いですね。山岳画家であったおじいさまのボタニカルアートが載っていますが、彼女の作る服はその流れを汲んでいるように見えます。キッチン用品で有名な柳宗理のデザインにも通じるのではないでしょうか。
ところで。マスターピースの中に夏に着られるお洋服がありませんね。長袖ワンピースがありますが、少し胸元が開いていて、袖が長いことでバランスをとっているように見えるので、これを夏向きに半袖にするのはちょっと違うような。コートというアイテムは私も大好きだけど夏には着られない。
こちらのお洋服が好きで、デザイナーの考え方やポリシーに関心のある方向けとして★5つ。

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2025年08月24日

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