あらすじ
最前線のプロ、13人に聞いた!
長野で一人暮らしをしていた父が倒れて入院。
経過が良好であれば2週間くらいで退院できるはずが、誤嚥性肺炎を発症。
そこからみるみるうちに、「寝たきり」状態になり、最期は医療施設で息を引き取った。
母親の介護以来、万全の介護体制を築いていた著者でも、
高齢者が入院後、自宅に戻ることの厳しさに突き当たる。
高齢者が自宅に戻るためには、何をするべきか、何ができるか。
当事者の視点で、各プロフェッショナルに取材。
【お話を伺った方々】
訪問診療医、メディカルソーシャルワーカー、ケアマネジャー、ヘルパー、訪問看護師、
福祉用具専門相談員、訪問リハビリ専門職、訪問歯科医、管理栄養士ほか
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
リハビリに係る医療従事者です。ストレートに病院の現状を書いてあります。おっしゃる通りのことがほとんどです。利用者さん患者さんなど全ての人に読んでほしい内容でした。
病院は入院する病気を治療する場所で生活する看取る場所じゃないです。帰れるなら積極的に帰ったほうがいいです。いくらでも帰れる方法はあります。そしてサービスもあります。地域の専門家を頼ったほうがお金もかからず当事者も幸せな事が多いです。
知らない知らせないことは罪ですね…
出来るだけ在宅で看取れるのが一番です。
Posted by ブクログ
引用
「自宅には五感で安心できる自分の位置がある」
「ケアの意味は「気に掛ける」、語源はラテン語で「耕す」です。相手の持っている資源を耕すのがケアであって、相手の生活がちゃんと上手くいくように気に掛けるのが僕たちの仕事なのです。」
感想メモ
・本人さんを中心にした円滑なチーム力
・最低限の生活の営みを守るためには?
声を聴き、今の環境でできるを探し工夫続ける。
排泄はオムツでなくトイレでしたい、好きな美味しい物を一緒に食べたい、言いたい話したい、その人のくつろげる場所・余暇は?等
・ケア=支援者は利用者の方の心身を
「耕す」という言葉の表現から・・・
支援介助援助介入という言葉より、
支援チームの人柄、思考・支援方法次第で
充実した日々を送ることができるイメージがある。
本人さんを知り(歴史・特性・文化・生活環境等)
今、これからを出来る限り豊かに生活できるように
何を優先して何が必要か?
支援者は対話し続け、学び続けることが重要。
Posted by ブクログ
自身の介護体験をきっかけに、在宅ケアと福祉に視点を移し活動している著者 訪問介護士との著作
終末期は一緒に過ごした。
高齢・病弱の人が入れる施設・入り方なども解説されている。
・高齢者が一旦病院に入院すると寝かされきりになり、すぐに寝たきりになってしまう。歩かせるようしつこいくらい病院に要求しないと駄目。日常生活から遮断されてしまう。
・やめよう安易な身体拘束への同意
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