あらすじ
巨匠アーチャーだから書ける英国王室×警察小説。
ダイアナ妃に陰謀迫る!
全英1位シリーズ最新刊。
〈ウィリアム・ウォーウィック〉シリーズ第5話
警部ウィリアム・ウォーウィックは極秘指令のもと、ロンドン警視庁内で王室警護を担う部署の腐敗を暴く任を受ける。警護官たちは特権を笠に着て、やりたい放題を続けているらしい。一方、ウィリアムの腹心ロスは、かのダイアナ皇太子妃の専属身辺警護官に任命される。やがて華やかな任務の陰で、国家を揺るがす陰謀が差し迫り――。王室を知り尽くす著者ならではのシリーズ最新作!
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Posted by ブクログ
人はどこまで信頼できるのだろうか。「人は誰でも、いつでも敵に変わる」という見方は、公的業務に従事する人間にも適用される。たとえ弁護士や警官であっても、「変わる」可能性は否定できない。刑事小説はそこを鋭く描く。ダイアナ妃の人質事件や、収監中の富豪とその妻、そしてその専属弁護士との駆け引きには興味を引かれる要素が多い。人と人の信頼関係は、名誉やお金といった要素によって揺らぎ変わる。
人は弱みに屈して生きる存在であり、貧困時にはもちろん、富裕層であってもさらなる「欲望」が「貪欲」と化す瞬間がある。
もう一点、小説で気になったのはダイアナ妃の人質事件を契機として、現代の要人警護と警備体制の在り方である。今後、国際会議や大規模スポーツイベントなどの警備を強化する際、警備人材の確保には限界がある。結果として、テロ対策には抜け道が生まれ、大衆を標的とする大事故が発生する社会像が現実味を帯びてくることが恐ろしい。
Posted by ブクログ
なんだか忙しく引きまわされて、何だったの?という感じかな?
ウィリアムというロンドン警視庁捜査警部が主人公なだけに、わたしが勝手にミステリーのような事件解決を思い描いていたからだとは思いますけどね。
はじめから、英国王室に関する事がらと以前に扱った事件の後始末のような話が並行して描かれ、いったいこれは、どういう結末にもっていきたいのだろうかと、モヤモヤしながら読み進めました。
話はどんどん広がって、登場人物も増え、さらなる事件も起こり、先は気になるものの、よくわからないままのことも多くて。
英国王室、特にダイアナ妃も登場しているのですが、こんなふうにゴシップ的なネタで描かれるのに少々ビックリです。
それに、皇太子妃とはいえ、こんなふうに自由な振舞いをしているものなのでしょうかね。
なんとなく、 日本の皇室を思ってしまうので、もっと制限がありそうと思ってしまいます。
どちらについても、それほど知っているわではないので、これも勝手な思い込みです。