あらすじ
本家の美汐は悩んでいた。息子・悠を「支援クラス」に通わせるよう学校から勧められたからだ。その日、言うことを聞かない悠の首を衝動的に絞めてしまった美汐はそのまま気絶する。目覚めると、目の前には1歳になった我が子がいた。時間が巻き戻った!〝理想のママ〟になる為、仕事を辞め息子のことだけに時間とお金を使い出すが――。
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Posted by ブクログ
「いいママ」の基準は誰が作っているのだろうか。世の中の声であったり、自分の考えであったり、様々な事柄が複合して一つの基準となっている。
このように、評価の基準は曖昧であるため、「いいママ」というのは資格のように、いつの日か急にとなれるような明確な合格点は存在しない。だからこそ、自分が理想とする存在になれているのかと心配になり、周りの人に評価を仰いでしまう。
他人は、「いいママ」というかもしれないが、自分はそう思っていないなんてこともあるし、その逆も十分にあり得る。つまり、勝手に作り上げた基準なんて当てにならないということだ。
それでも、その基準に自分が満たしているのかどうかを知りたくなる気持ちというのが、この小説には描かれている。
基準を満たしているのかは、誰にもわからない。ただ、自分が「いいママ」になれているのかなと考えているだけで、「いいママ」のスタートラインには立っている。それくらいは自分のことを認めてもいいだろう。
Posted by ブクログ
ホラー?ミステリ?と思いながら、、、私は育児書のような気持ちになりました。そして最終謎に母絡み笑
少々無理やりだったのと、多分普通それだと母親嫌いなんだけど、綺麗にまとめたかったのか母親好き、でおわるのはちょっと違和感。
でも今絶賛子育て中で、小学生男子可愛くねー!!いらねーと思いながら育てている自分は夢オチだったとしても赤ちゃんの頃の彼と過ごせる(病んでたけど笑)、やり直せるのがちょっと羨ましかったりもした。
子育て中だとなんか、、、、苦しくなる!
Posted by ブクログ
“もう一度、子育てをやり直す”という設定は興味深く読めた。
息子の悠を支援クラスに通わせるよう勧められた脚本家の美汐が、言うことを聞かない彼の首を…というあらすじにどんな反抗的な問題児かと身構えてしまったが、当の悠が友だちとの交流が少ないマイペースなだけの基本いい子の印象で「いいママ」にこだわり過ぎて暴走ぎみの美汐の悩みやチューリップのショックにあまり寄り添えず。
ただ、彼女が最後にたどり着いた「親が受け入れるよりもずっと真っ直ぐに、子どもは親を受け入れてくれてる」には共感!
親はそれに甘えちゃいけないな…。