【感想・ネタバレ】北の酒蔵よ よみがえれ! 国を動かした地方創生蔵 上川大雪のレビュー

あらすじ

「酒蔵」で地域を再生したい――元・野村証券マンが北海道の過疎のまちで挑んだ地域創生物語。・「唯一無二」の地方創生に挑むまちを描く「究極のまちをつくる」シリーズ創刊。・シリーズ第一弾は、2017年、元証券マンが新しく興した奇跡の酒蔵「上川大雪酒造」創業物語。・2017年の創業から5年で、上川町、帯広市、函館市に酒蔵をつくった秘密を明かす。北海道の人口3000人のまち、上川町に注目の酒蔵がある。上川大雪酒造だ。2017年、元・野村証券マンが三重県の酒蔵を移転させ、事実上の新規酒蔵を作った。“常識やぶり”だと業界は騒然となったが、北海道産酒米を100%使用する酒はクリアで飲みやすく評判を呼んだ。そこには上川町民の協力があり、蔵もまた町へ誘客効果や経済効果をもたらした。さらに帯広畜産大学内や函館高専など、教育機関と連携し、久しく酒蔵の途絶えたまちに次々と酒蔵を作った。本書は酒蔵を軸に農業、教育、産業に再生をもらたらす奇跡のストーリー。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

半年前に美味しい日本酒を出す、美味しい居酒屋さんでバイトを始めました。お客様と日本酒の話がしたくて、少しずつ学んでいます。地域の地酒を作りたいと願う方々、日本酒の文化を愛して守り、地域の人々から日本中の人々、これからは世界の人々と繋がっていくルポルタージュ。日本酒は文化であり絆ですー!!あー、日本酒、いいなあ。また呑みたくなってきた!毎日飲んでるけど、笑。

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2025年11月03日

Posted by ブクログ

今や日本酒業界では知らない人はいないだろう、上川大雪酒造のこれまでの軌跡。それは自分の北海道・帯広時代と重なり、帯広住んでるときに蔵まで建った。もはや他人事とは思えないくらい。
そんな私情を抜きにしても、非常に示唆に富む本でした。日本酒を新たに志す者、それに立ちはだかるは法律・岩盤規制の壁。それを乗り越えるのは人の力、縁の力、情熱の力。そして何より「酒」の力もとっても大きいはず。さらには教育と、有機栽培(オーガニック)と……上川大雪酒造がここまで来れた原動力と、勇気を感じることができる本でした。

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2024年12月30日

Posted by ブクログ

上川大雪酒造のスタートアップの軌跡を辿ることのできる一冊。
様々な事案に登場するさまざまな人間模様。
大変読みやすく仕上がっています。

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2024年10月14日

Posted by ブクログ

読んでいて、すごく元気をもらえる本。酒蔵建設ということに、いろんな情熱のある人材が集まって、地方を日本を活性化させようという取り組みに胸を打たれる。行動力があって、周りを素直に頼って信じられることがどんどん周りに力が波及して周りを動かしていくんだなあ。

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2025年10月21日

Posted by ブクログ

プロジェクトXを見ているかのようにいくつもの苦難を乗り越えて成功に近づいていくビジネス秘話です。
中でも地域創生事業として、ビジネスに教育が結びついて根を下ろすところは唸りました。新しい発見や、若い世代へのバトンタッチが自然と行われ活気や熱気を帯びて輝いてみえ、羨ましくさえ感じました。

若年層だけでなく、これからの高齢化社会に向けても可能性を感じるような学びのあるスタディケースだと思います。
と同時に『夏子の酒』でむせび泣いたのを思い出させてくれました。
伝統を大切にできるってやっぱりいいですね。

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2025年07月08日

Posted by ブクログ

 かつて閉ざされた北の地にひとつの奇跡が生まれた。上川大雪酒造。老朽化し静かに眠っていた酒蔵を移転、再生の道。酒づくりへの情熱と地域にかける希望だ。
 地元の水、酒米、杜氏人の力。その全てをつなぎ合わせ地方創生の象徴とも言える酒蔵へと変貌した。名声は全国に響き過疎に悩む町にも活気が戻る。
 それは単なる復活劇ではない。人との対話を重ね最大限のエネルギーを人と地域にぶつけた結果なのだ。土地を知り人を知り共に醸す酒に魂が宿る。
 上川大雪は語りかける。地方の力を信じよみがえった酒蔵は希望という名の酒を満たしながら今日も静かに酌み交わされている。

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2025年04月18日

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