あらすじ
王国一の天才と名高い魔術師団長マレフィクスの補佐官になったミリー。効率厨でナチュラル高慢な彼に愛想笑いで対応していたが、ある日「求婚したいので口説く練習に付き合ってほしい」と頼まれる。あの団長が恋!? と驚くも、話を聞いて彼女は確信する――求婚相手って私のことでは?「これって告白ですか?」「違います」謎の意地を張る彼にほだされて引き受けたミリー。しかし恋愛指南をするうち、なぜか国を揺るがすヤンデレに育ってしまい!?
※こちらの作品は通常版とサイン版がございます。本編の内容は同一ですので重複購入にご注意ください。
感情タグBEST3
実によい。
初めて読む作家さんだと思いますが、大変おもしろかったです。
凡庸な人間という言葉がこんなに出てくるお話ってないと思うw
天才って大変。凡庸でよかった、と思うとともに、ミリーは天才を癒す天才なのだなとしみじみ。
凡庸だって別にいいじゃない。
ていうか凡庸って実はすごく幸運なことですね。
マレフィクスはちょっと発達障害っぽくて愛おしく、ミリーはいたって健康そのものでとてもバランスのとれたカップルでした。
ぜひ子々孫々のお話が読みたいです。
Posted by ブクログ
伝説級の魔術の力を持っている上司マレフィクスは自分以外は皆凡庸な人間として我が道を行く変人で、ミリーもそう思っていたけれど補佐官として勤めるうちに少しずつ表情の変化に気づくようになって…
天才ゆえに周囲からも親からも距離を置かれてきたマレフィクスが、ミリーの普通の好意を初めて感情を覚えたロボットのようにひとつひとつ確かめていくのが面白くもあり切なくもあり
ミリーが普通の子なので余計に2人の幸せを願いたくなるほのぼのした作品です