【感想・ネタバレ】おうちでできる子どもの国語力の伸ばし方のレビュー

あらすじ

「うちの子は国語力がない……」
そんなふうにお悩みの保護者の方へ。
本書は、未就学~小学生を対象とした、おうちで国語力を伸ばすための本です。

「国語力」といっても、その内容はさまざま。
読み書きの力だったり、論理的に話す力だったり、
自分の気持ちを適切に表現したり、相手の気持ちを想像できることも、「国語力」です。

本書では、「トイレに日めくりカレンダー」「音読の宿題の活用」といった日常生活に溶け込ませやすいものから中学受験を念頭においた発展的なものまで、
家庭環境や子どもの成長にあわせて使っていただけるよう、レベル別に18通りの取り組みを提案します。
家庭環境で子どもの国語力はどんどん伸びます!
一生モノの力を、ぜひこの本で楽しみながら伸ばしてください。

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Posted by ブクログ

一応、国語教師をやっている人間として、すごく読んでよかった。何よりも、世の中にある様々な「国語」に対する著者の距離感の取り方のバランスというか、その辺が好きだった。

一口に「国語」「国語力」と言っても、日々の生活の中でコミュニケーションが取れること、言葉から情報を得られること、学校の「国語」の授業の中で子どもたちが学んでいること、受験で問われていること。こういったものは、重なりながらも違っていたり、一部であっても全部でなかったりする。だからこそ、「国語力は、受験を超えたその先の、もっとずっと続く人生においても必要となる力」で「入試に向けた勉強だけで国語と向き合うのではなく、家庭でも国語力を伸ばす機会や環境を作ってほしい」(p53)と言っている。
何というか、「国語力」を広く捉えて、受験の「国語」だけに終わらないようにしてほしいと言いつつ、繋がっているものとも捉えている。
「おわりに」で著者は、「全編を通して、「学ぶ」という言葉をほぼ使いませんでした」(p297)と言っている。それは、「「学び」ではなく、「日常的にそこにある」のが環境づくりである、というささやかなこだわり」(p298)だという。色々な「国語」に対する距離感から生まれた考え方が、この、言葉を「学び」の対象ではなくて、身の周りにある「環境」として捉える感覚なのだろうと思う。

もう一つ、全編を通して強調されていることに、子どもが楽しく続けられること、保護者も無理なくできることが大切、ということがある。「環境」は、否が応でもでも、常に身の周りにあり続けるものになる。だからこそ、それが重荷になってしまえば、続かない。
無理なくできる、不自然でない言葉の環境づくり。どの程度、自分の理解が合っているかはわからないけれども、自分が読み取った、そういう著者の考え方に、とても共感できた。

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2025年02月05日

Posted by ブクログ

私自身、感想文や論文など文章が苦手で、書くたびに何度添削を喰らいまくってきたか…。感情を言葉にするのも難しい!
子ども達は、とても想像力があり感情豊かなのですが、言葉で表現するのが私に似て少し拙い気がします。そこで、私も一緒に国語力を伸ばしていけたら楽しいなと、この本を手に取りました。

実践するのに難しそうな項目もありますが、まずはことわざ日めくりカレンダーや、カードゲーム等から楽しんでいきたいです。

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2025年01月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

小学生おすすめ本リストが欲しくて。あえて定番を外した、とのことで、現代の子が読みそうな本が多くてよい。

内容としては、小学校中学年くらいまでにできることが多い感じ。うちはほぼ過ぎてるけど、やっていたことも多いかな。そこまではできない!笑ってのもあるけど。書かれていた通り、よさそうなものを気負わず採り入れてみる、というのがよいのでは。

ただ、本は読んできたけど国語力があるとは言えない我が子たち…国語力は一朝一夕には身につきませんね。受験トレーニングしてないのもあるかな、男子は芽吹くのが遅いのかな、、気長に待ちますか、、

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2024年11月27日

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