【感想・ネタバレ】「なぜ薬が効くのか?」を超わかりやすく説明してみたのレビュー

あらすじ

普段飲んでいるその薬、「なぜ効くのか」知っていますか?薬が効くしくみを、「化学」と「生物」の基礎的な内容をおさらいしつつ、徹底的にわかりやすく紹介。むずかしい計算などもなく、構造式を眺めるだけで、薬のメカニズムや製薬の裏側がわかるように説明していきます。製薬の裏側や、医学・薬学の歴史も学べます。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

薬は体内のタンパク質に結合する。
薬は、水分子よりは大きく、タンパク質よりは小さい。
薬の一部は、肝臓の解毒作用(酵素で変換される)で排出される。一部が、心臓から全身へ送られる。
人のタンパク質を構成するアミノ酸は、20種類しかない。これが数10~数100つながって構成される。
酵素と受容体。
受容体に働きかけることで、情報が伝わらなくなったり、情報を伝えたりして薬が効く。
解熱鎮痛剤は、シクロオキシゲナーゼ(COX)というタンパク質の働きを阻害して、プロスタグランジンの生成を抑制することで効く。発熱と鎮痛の両方を抑える。
COXは胃粘膜の保護作用がある。cox1は常に存在する。cox2は炎症が起こると生成される。ロキソプロフェンは両方のCOXを攻撃するため、胃に影響がある。セレコキシブは、COX2だけを阻害するため、胃に影響がない。

痛み止めの最古参はアスピリン。
ロキsp風呂フェンは、肝臓で酵素により嫌韓されてcoxを阻害する。プロドラッグという。
アスピリンやイブプロフェンはプロドラッグではない。
イブプロフェンは、月経痛に適している。アスピリンの副作用を抑えるために作られた。
アスピリンは、血栓を防ぐ。COX阻害メカニズムが他の薬と違う。
アセトアミノフェンは、子供用に入っている。安全性が高い。COXを阻害しない。メカニズムは明らかになっていない。
バッファリンは、アスピリンと緩和する、からできている。半分はアスピリン、半分は合成ヒドロタルサイト。

ロキソニンSは、ロキソプロフェンだけ。
ロキソニンSプラスは、酸化マグネシウムが付加=胃を守る。酸化マグネシウムは、増やすと便秘薬になる(コーラックなど)。
ロキソニンSは、プレミアムは、無水カフェインなど風邪薬にも含まれる物が入っている。早く寝てしまいたいとき。習慣性医薬品二指定されている。依存性が高い。

眠くなりにくい抗ヒスタミン薬は、脳に移行しない。=第2世代の抗ヒスタミン薬。
血液脳関門は、油になじみやすいものは通過しやすい。水に馴染みやすい薬は通り抜けづらい。

リボゾームはタンパク質を生産する工場。
細菌は細胞膜に加えて細胞壁に囲われている。
ウイルスは細菌より小さい。ウイルスのエンベロープは脂質なので、エタノールによって破壊される。ウイルスにはアルコール消毒が有効。

リボゾームでタンパク質をつくれなくする抗菌薬。
抗ウイルス薬の開発は難しい。現在でも大半のウイルスには薬がない。
インフルエンザウイルスの増殖と放出は発症後48時間以内にピークに達する。そのためそれまでに投与しないと意味がない。
細菌は細胞壁とリボゾームを破壊すればいいので、共通で効く場合がある。抗ウイルス薬は、種類によって違うので1対1で開発が必要。

ワクチンは、
弱毒生ワクチン(マシン、風しん、ロタウイルス、天然痘など)、不活性ワクチン(ポリオ、日本脳炎、インフルエンザなど)、mRNAワクチン。

血圧の薬は、交感神経抑制剤、利尿剤、カルシウム拮抗剤などがある。
LDLコレストロールは、血管二蓄積する。HDLは、余ったものを回収する。薬は肝臓でコレストロールの生成を抑える、小腸で吸収を抑える、中性脂肪を減少させる、など。

ガスター10は遺産を抑える。医療用医薬品のガスターは、ファモチジンの量は2倍。
ヒスタミン受容体を阻害する。H1受容体はアレルギー反応、h2受容体は胃酸分泌。
オメプラゾールはH2ブロッカーより効き目が強い。

下痢は、暴飲暴食で腸管の運動が活発になり水分を吸収する前に排泄してしまうから。
副交感神経が活発になると消化が促進される。下痢止めは、副交感神経の情報伝達を妨げる。
便秘は、下痢の逆。便に水を吸ってもらうため、酸化マグネシウムを使う。腸管の動きを早くする。

納豆のビタミンkは血液を固まるのを防ぐ薬の邪魔をする。

脳の活動は、GABA受容体で抑制される。

がん細胞は1センチだと10億個ほどに達している。
抗がん剤は細胞分裂をしている組織が影響されやすい。髪の毛、胃腸の上皮組織など。
分子標的剤は、がん細胞の増殖に関与する分子の受容体に結びつく。抗体はタンパク質なので消化される。そのため経口投与はできない。
免疫チェックポイント阻害薬はT細胞の働きのブレーキを掛けない。正常細胞も免疫チェックポイント阻害薬が結合してしまうため、全身の免疫反応が生じる。
パセドウ病の甲状腺ホルモンが過剰に分泌されている。頻脈、首の腫れ、眼球突出、など。

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2025年02月20日

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