【感想・ネタバレ】上條淳士 線と生きるのレビュー

あらすじ

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画業40周年を迎えた漫画家・上條淳士の「線」にフォーカスした作品集です。

無駄を排した線による細密な描写と大胆な省略のコントラスト、巧みな空間構成により画面に独特の緊張感が生まれ、スタイリッシュな人物描写も相まって多くの人を魅了してきました。「線」が上條氏の表現の要であることは変わりませんが、近年は下書きにペン入れする従来の漫画の描き方から、鉛筆線でフィニッシュしてデジタルによるレタッチや調整を行うスタイルへと移行し、新たな境地を開いています。

本作品集は展覧会等で発表した近年の鉛筆画作品をメインに、完成作品と初公開となる下図を並べて対比できるなど、線をじっくり味わえる内容です。自身の線のルーツや表現についてたっぷりと語ったインタビューも読み応えあり。

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Posted by ブクログ

大好きな漫画家の一人。To-Yは今でも大切な作品。ニヤもトーイもヒデローもヨージも、ハイネもももちゃんもみんな好き。大人になってから手に取ったSEXは夏帆、ナツ、ユキの関係性に心鷲掴みにされた。キャラもいいけれど、漫画の中に漂ってる街の空気感もいい。画業40周年でイラスト集が出てて、これもその一つ。線と生きる。確かに上條淳士のシャープな線は誰にも真似できない。描きすぎず、描かなさすぎず、ちょうどいい感じ。でも、その線も取捨選択の上で成り立ってたり、何気に描いたものだったり。インタビューもよかった。

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2025年04月28日

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