あらすじ
「自衛隊の医官で始まり、防衛省退職後、次の就職まで2年くらい、
いろいろな仕事をしてみたいと飛び込んだフリーランスの世界。
性に合っていたのか、もうすぐ7年目。
今は、年間200回以上飛行機に乗って、
時には新幹線で、全国の僻地の病院を飛び回る『空飛ぶドクター』となったのです」
(本書「はじめに」より)
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Posted by ブクログ
僻地医療は、僻地に移住して医療を行う先生もいますが、
都市部から僻地に飛んで行く先生もいるのだと知りました。
他の方のレビューにもありましたが、
飛行機が飛ばなかったり、電車が運休したら、会社員ならお休みやリスケできても、
医師は、そこで待つ患者さんのために、必ずそこに向かう。
その姿に感動しました。
固いお話だけでなく、各地を飛び回ることを楽しんでいる姿や、
源泉徴収票が48枚!のビックリなお話など、
バラエティーに富んでいて楽しく読み進められました。
私の実家も過疎化していて、高齢の両親の病院問題、
弟が緊急救命士をしていて、話を聞くこともあり、
日頃の健康管理や、タクシー代わりに救急車を呼ばない、など、
みんなが気を付けることで、医師の過重労働問題や夜間の緊急医療対応などに、
直接貢献できずとも、間接的に貢献することの大事さを感じていたので、
たくさんの人に読んでほしいと思います!
私自身はあまり病院にもかからないし、お医者さんへの苦手意識もありましたが、
この本を読んで、熱い想いで医療に従事しているお医者さんへ感謝の気持ちを抱き、
また、自分自身にできることも、考えるきっかけにもなりました。
僻地医療や、今後の医療問題についても、現状を知ることから始まると思うので、
たくさんの人に知ってもらいたいと思いました。