【感想・ネタバレ】悪党(下)のレビュー

あらすじ

抗う者、〝悪党〟である楠木正成の狙いであった、護良親王の手で鎌倉幕府を倒し、武門の頂点に立たせるという策は、足利尊氏の唐突な幕府裏切りにより失敗した。だが、朝廷による新たな政は始まった。ならばここから、尊氏より武家の棟梁という立場を奪い取ればいい――。北条残党、今上帝(後醍醐天皇)との協力など、正成は己たちの夢を実現するため、虎視眈々と策を練るが……。足利尊氏、新田義貞、足利直義、高師直ら、綺羅星の如き英傑たちとぶつかり合い、熱き理想を目指す、心震わす大河歴史小説。全二冊。(解説・田口幹人)

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Posted by ブクログ

今まで楠木正成を主人公にした作品は、いくつか読んだ。楠木正成は、「太平記」のせいで、主人に忠義を尽くす「武士」というイメージがあるけれど、そもそも楠木正成は「武士」ではない。作品の題名の通り「悪党」なのだ。この作品は、そのことを最も良く描いた作品だと思う。

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2024年10月29日

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