あらすじ
大河ドラマに、蔦屋重三郎に、浮世絵に興味を持ったらこの1冊! 謎に包まれた元祖・敏腕プロデューサーと、東洲斎写楽をはじめとする人気絵師、蔦重が関わった江戸文化について、「日本一生徒数の多い社会科講師」がわかりやすく&おもしろく解説!
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Posted by ブクログ
突然居なくなった東洲斎写楽は一体誰だったのだろうかが一番気になった。
喜多川歌麿と東洲斎写楽の絵を目の特徴を見比べるながら、落款を観なくてももう見分けられるかな、なんて、考えながら、分かる人に言わせれば笑われそうだ(笑)写楽が描く人物は そこには居らず何処か他を観ていて何かを考えているようだ。それがあの目の描き方 焦点をずらすような感じ。
江戸文化が発展した背景に識字率を広めた蔦重の凄さがこの本から伝わって来た。
Posted by ブクログ
NHK「べらぼう」が面白くてこの本を読んでみた。キャストが頭に浮んでくる。「一目千本」は洒落が効いてるし「吉原細見」はナイスアイディア。出版ばかりでなく吉原出身を上手く使って年長世代等様々な人と出会い繋げた。プロデューサーなのだ。
歌舞伎・相撲・狂歌・旅行と江戸時代に庶民まで浸透した多様な娯楽に乗っかり後押しした。
そればかりではなくトレーナーとしての役割も果たしながら既存の者達をも押し上げた。
ここから下は覚えておきたい私のメモ
北尾重政、喜多川歌麿、曲亭馬琴と繋げた葛飾北斎、狂歌の人脈からの大田南畝、蔦重家に寄宿していた十返舎一九は蔦重の死後「東海道中膝栗毛」をヒットさせ、山東京伝に至っては共に寛政の改革で罰せられている。