【感想・ネタバレ】星の嵌め殺しのレビュー

あらすじ

優美さに内包する痛み、気高く眩い光を放つ言葉の乱反射。第一歌集『Lilith』から4年、いま最も注目される歌人・作家の第二歌集、ついに刊行!

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Posted by ブクログ

今までの短歌、小説、評論を読んできているからでもあるけれど、川野芽生さんという作者の存在の重さを絶えず感じながら読んだ。

春昼よ完璧なレースのなかにきみと編み込まれてしまひたい

他の方の短歌であれば恋愛の歌かな?とも思ってしまうが、川野さんなら違うだろうという風に思ってしまって、良くも悪くも特別な作家なのかな、と。

凍星よわれは怒りを冠に鏤めてこの曠野をあゆむ

怒り、をここまで美しく詠めるのは美点だと思う。これからも読み続けていきたい。

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2024年08月10日

Posted by ブクログ

幻想的な世界観。

難しかった
言葉も漢字も…
語彙力必要。

たまに
カチッとハマる歌もあったのだけど。

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2025年06月15日

Posted by ブクログ

歌人の川野芽生さんの第一歌集『Lilith』に続く第二歌集『星の嵌め殺し』。神話やファンタジーの言葉がいたるところに使われ、各部タイトル「鏡と神々、銀狼と春雷」「航行と葬送」「繻子と修羅、薔薇と綺羅」のように美しい言葉遊びがされていますが、しかし冒頭一首目から「凍星よわれは怒りを冠に鏤めてこの曠野をあゆむ」と、ジェンダーへの怒りが読まれる激しさがあります。

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2024年12月15日

Posted by ブクログ

小説を読んで、本職は歌人として読んだ本。
小説では性と喪失を考えるような話だったけれど、この短歌ではそんな物もありつつも、幻想的すぎて絵を結ぶことも難しく、違うガラス絵を何枚も重ねて作った絵のようで、遠近法も焦点もバラバラだが、なんだか中心が空虚な作品を見ている気がする。
何かが不在である。だが見たこともない絵なのでそれがわからない。なんだったんだろうと心に残っても次の作品で過ぎ去っていく。何かが心に残ったことだけをぼんやりと感じている。
ずっとそんな感じ。

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2024年11月19日

Posted by ブクログ

感想
言葉が輝く。なんでそう感じるんだろう。考えてもわからない。だけど光って見えるんだから仕方ない。自分もこんなキラキラした言葉を紡ぎたい。

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2024年07月31日

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