あらすじ
日本一7回、プロ88人排出した、青森山田高校サッカー部の名将がプロリーグへ。そして、覆したマネジメントの「常識」。
たった1年で15位だったFC町田ゼルビアをJ2優勝、さらに、2024年J1大躍進。結果を出せず悩んでいるリーダー、必読。
町田ゼルビア大躍進の裏には、アマでもプロでも通用する、黒田流の独自の原理原則があった。
サイバーエージェント藤田晋曰く、
「スポーツもビジネスも、勝てる人の共通点はあります。その”原則”をまとめた一冊、感銘です」
日本のサッカー界に旋風を巻き起こしている、FC町田ゼルビア監督・黒田剛が全てを明かす。
アマチュア指導者をはじめ、ビジネスリーダー必見の新マネジメント論。
結果を出し続けているリーダーの原則40をわかりやすく講義。
1、組織
2、チームマネジメント
3、言語化
4、育成・指導
番外編、なぜ、藤田晋は黒田剛を監督にしたのか?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
力強い説得力のある言葉で、組織マネジメント論やリーダー論について書かれていた。
学校や高校サッカー、Jリーグなど様々な組織に所属し、高校生からベテランのプロ選手、コーチ、社長など多くの人との関わった経験から導き出した方法論や思考が授業形式でまとまっている。
相手が何を求めそれに対して自分に何ができるかを考えたり、原理原則を徹底して浸透させ一丸となって目標達成に向かったり、黒田監督の一端が体験できた。
Posted by ブクログ
細部にまで勝負の厳しさを伝えていくことはリーダーとして大切なこと
ぷろだから1人の社会人として、責任を自覚させること
成功の要因も失敗の原因も、すぐにチームとして明確に理解し合う
やりたくないこともやるのが真のプロフェッショナル
常に自分に矢印を向けて努力を積み重ねる
チャレンジとギャンブルは大きな違いがある。チャレンジは非常にポジティブなものであり、失敗しても成功してもその後には必ず得るものがある。
Posted by ブクログ
青森山田のサッカー監督からF C町田ゼルビア監督になり、1年でJ2優勝に導き、J1で優勝争いをする黒田剛氏のマネジメント本。本人の著作ではなく、話しを上手にまとめた物と思われ、チームオーナーであるサイバーエージェントの藤田晋氏との対談とダブる内容が多い。
勝つではなく負けない、というタイトルは、勝つため、1番になるため、という強い方向付けがある中で連敗しないという意味。
継続と習慣の違い、ギャンブルとチャレンジの違い、欲するタイミングで聞きたい言葉をかける、得意分野を伸ばすだけの指導は妥当ではない、等々。
ワールドカップのPK戦その他、サッカー界への苦言が見え隠れするのが面白い。
Posted by ブクログ
黒田さんが日々何を考えているのかが気になり手に取って読んでみた、サッカーには正解がない、正解がわからないこそ、やるべきこと、できることを細部までこだわって、最後は願掛けをするというのが、すごく人間味、リアルな感じがあって面白かった。1週間ごとにパワポを違う内容で作成することで、選手のマンネリ化をなくすのは、すごく勉強になるアイデアだと感じた。
Posted by ブクログ
サッカー界だけでなく組織をマネジメントする上で参考になる内容だった。
継続は意識が必要だが習慣化する事で無意識に取り組めること。
相手に伝えるには伝えるタイミングが重要。
チャレンジとギャンブルは違う。チャレンジすることで次に繋がる可能性がある、
Posted by ブクログ
良い習慣こそが個人のポテンシャルを最大限に発揮させ、強い組織を作り、最高の結果をもたらす。
継続ではなく、習慣に。
時間は有限、使い方は無限。
哲学ではなく、思想家に。
目的から逆算し明確なイメージを描き、妥協することなく突き詰めていく情熱と忍耐力がリーダーには必要。
リーダーとして、ネガティブな要素をすべて潰していく。最後の詰めが甘い奴が多い。
Posted by ブクログ
必勝でなく、連敗しない、そのために負けたときに徹底的に分析して、同じことを繰り返さない。
悪い習慣、空気を断つ。どれも組織運営に欠かせないと感じた。
Posted by ブクログ
高校サッカー界からプロの世界に場所を変えた黒田監督の考え方を知りたくて購入。過程がどうであれJ2で優勝した事実は讃えられる事であり、負けないためにあらゆる準備を行い、日頃から細部まで拘った結果だったのだと知る事が出来た。今後、日常生活で色々な事が起こると思うが、自分にベクトルを向けることで他責に逃げるのではなく、1つ1つの事象に対処していきたいと思う。また相手に伝える時には相手の状況を考え、その時に合った言葉で伝える努力をしていきたいと思った。
Posted by ブクログ
一サッカーファンとして町田ゼルビア、黒田監督のサッカーや人間性というのは他サポ目線だと中々ダーク感のある立ち位置であると感じていた。
個人的には黒田監督はそのような冷酷さ、勝ちのためにはなんでもするというようなイメージだった。
だが本書を読むととても人間的な一面があり、自分のような人物とも被るような面があるということがわかった。
心配だからこそ全ての手を打つ、神の力も借りる、人情的な意味でなんでもするという姿勢は見習いたいと感じた。
また、黒田剛という人物の印象が変わった一冊でもあった。
Posted by ブクログ
『行動力、習慣化に長けている人』
作者さんもですが
この本を選んだ方です(笑)
どんな本を選んで心動かされるのか
とても興味がありチョイス
今年はいろんな本に出会いこの本も新しい分野の出会いとなりました
本との出会いを楽しみたいです。
Posted by ブクログ
勝つ、ではなく、負けない。結果を出せず、悩んでいるリーダーへ
黒田剛 (著)
---
### **あらすじ**
青森山田高校サッカー部を率い、日本一7回、プロ選手88人を輩出した名将・黒田剛が、プロの舞台でFC町田ゼルビアをJ2優勝、さらにJ1大躍進へと導いた独自のマネジメント論を公開。スポーツに限らず、ビジネスや人生にも応用可能な40の原則が具体的に解説されています。組織、チームマネジメント、言語化、育成・指導の各分野で役立つ内容に加え、町田ゼルビアでの挑戦の背景も語られています。
---
### **感想**
ビジネス書からはしばらく離れていた私ですが、サッカー経験者であり、組織の指導者としての経験から本書に強く興味を惹かれました。Jリーグを長らく見ていませんが、町田ゼルビアの戦術や黒田監督への賛否はネット上で目にしていました。その中でも「結果を出している」という点に魅力を感じ、監督の考えに触れてみたくなったのが本書を手に取ったきっかけです。
本書の内容は、目標を高く設定し、その道筋を具体的に数値化して「見える化」し、行動を習慣化して無意識のレベルに落とし込むというもので、スポーツだけでなくビジネスや日常生活にも通じる普遍的なアプローチが書かれています。正直に言えば、特別斬新な内容ではありません。しかし、それを28年もの間、青森山田高校で進化させ続けた黒田監督の実践力には感嘆を覚えます。
プロの世界でも、基本的な原則は変えずに取り組む一方で、選手やオーナー、スタッフなど多岐にわたるステークホルダーとの関係を築き上げる難しさを克服している点も見事です。高校サッカーで見せた青森山田の圧倒的な強さの裏に、このような継続と工夫があったのだと気づきました。
本書は、サッカー指導者に限らず、ビジネスリーダーや組織運営に関心のある方にも多くの学びを提供してくれる一冊です。「負けないために何をすべきか」という視点が、結果を出すためのヒントを与えてくれます。
Posted by ブクログ
細かいことにどこまでこだわるか。
良い習慣を身につけるためにちょっとした甘えも許さない。
など、結果を出すためにとことん突き詰めることの大事さは伝わった。
時期的に町田ゼルビアが勝っているときに出た本。結果が出ていれば説得力があるし、出ていなければ共感する人も減るだろう。
結果を残すことで発言に力を持たせることはどの業界で生きていくにも必要なのだろうと感じた。
Posted by ブクログ
物事を突き詰め、徹底することで最大限に勝つ確率を高めていく。
ただ徹底するだけでなく、長年の指導によって培われた勝負の勘みたいなものが冴え渡っているのではないかという気がする。
とことん不安要素を排除していく姿勢が素晴らしいと思う。