【感想・ネタバレ】けい君とぼくのレビュー

あらすじ

かっこいい、けい君がぼくは大好き!
『パタリロ』『翔んで埼玉』の魔夜峰央が問いかける『いろんな、たいせつな思いとは?』

◆『愛しい気持ちがなによりもたいせつ』
このかけがえのない思いに、本書はよりそいます。
よりそいつづけることで、子どもたちに幸せがまいおります………でも…しかし!?

◆『みき君』、『けい君』
登場人物たちは、かわいく、色っぽく、小憎らしく、楽しく、そして輝いています。
たいせつな思いを心に、生き生きと輝いています。
本書は、この輝きこそがたいせつなのだと、楽しく語りかけます。

魔夜峰央は、初めて、あえて、
絵本という形を借りることで、この大事な問いを投げかけます。
楽しく、軽やかに、でも力強く!!

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Posted by ブクログ

ぼくはいつもけいくんをみてる
けいくんはやさしい
みんなにやさしい
どうしてぼくだけじゃないんだろう
まま「みきくん」



パタリロの作者によるBL(ボーイズラブ)、ジェンダーレスについて描かれた絵本。
絵本の形をしているけれど、対象は大人、YA(ヤングアダルト)でしょう。所々ルビふってないし。
絵本としてはなんだか読みづらいのはきっと、漫画に寄ってるからだと気付きました。一ページの中で場面が二転三転していたり、一場面に留めていても会話があっちだったりこっちだったりで、絵本としては忙しない。漫画に近いものだと思えば読みやすくなりました。
BLについて描かれた絵本って他に知らないので、単純に新しくていいって思いました。描くならこの先生じゃないとってくらい巨匠だし。軽さもありほどほどに重くもありでコミカルでもありシニカルでもある独特の雰囲気。
BL導入本として、その分野に興味がある人が読むにはいいのだろうけれど、全くその気がなく手に取った人にはどう映るだろうか。そう考えると全方位的な絵本としては少し弱いかなぁと感じました。

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2019年10月25日

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