【感想・ネタバレ】一寸の虫にも魅惑のトリビアのレビュー

鶴崎展巨

虫が苦手な人こそ読んで欲しい、虫が愛おしくなる一冊！

なぜそこにいるのか？
なぜその姿をしているのか？
なぜそのような行動をとるのか？

身近な虫もレアな虫も、小さな体にきらめく進化の妙。
むずかしくはないが深い話、知る人ぞ知る虫知識を、
世界的なザトウムシ研究者が虫への愛情たっぷりに紹介。

生殖・分布・形態のふしぎに魅せられる、
人生をちょっとだけ豊かにする虫のトリビア60話。

[ブクログ · ★★★★★]

多種多様な虫について詳しく知ることが出来虫のことをより好きになれた一冊でした。
例えばハイイロフサヤスデは、超ミニサイズでふさふさ。まるで小さなモップ。元々はニホンフサヤスデの一部（亜種）でしたが外観形質差が認められ種へと昇格したようです。
研究が進むことで分類が変わる点から虫の世界への捉え方の一つとしてワクワクするものだと感じました。
生態学の視点から虫を楽しく堪能できる素敵な本でした。