あらすじ
「運命」に疑問を持つのって変かな……?Ωの市人は過去の恋愛のトラウマから「運命の番」を信じていなかった。ある日、大学の構内で出会った素行の悪そうな男。すれ違いざま、タバコに混じってかすめた匂いに市人は思わず彼の腕を掴んでいた──。誰もが憧れる運命なんて必要ないなのに、番の中条に胸が高鳴るのもただの本能のはずなのに、なんでこんなに胸が苦しいんだろう……。運命を信じないαとΩ「本能」に振り回される番たちが「恋」をするまで──。
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Posted by ブクログ
【俺はもし運命の番と出会っても、絶対に運命を受け入れない(中条)】
エロス度★
おやおや。運命を信じないαとΩが運命の番同士だったとは・・・面白いですね。
中条と市人が紡ぐ祝福の恋物語・・・開幕。
タイプが反対で関わるつもりはなかったはずが中条から香る匂いが気になってしまう市人や市人を気に入って距離を詰めてくる中条がツボ。
中条に絡まれながらも知らない彼を知って惹かれていく市人や運命を受け入れる気が無い中条に気持ちを伝えることができない市人の切ない片想いが刺さり、〝運命〟が障害になってお互いに踏み出せない焦ったさがよかった。
運命の匂いよりも中条自身を好きになる市人の愛が尊い。
さわ先生の作品を読ませていただいて絵が美しくそして好きなΩバースの題材で購入しました。従来の重苦しい雰囲気はなく初心者様でもスッキリ読めると思います。