あらすじ
書評家絶賛!
やめられない止まらない!
惚れたー!(藤田香織)
青春ミステリーの有力な書き手であることを証明した一作だ。(千街晶之)
大藪春彦新人賞作家が放つ、
二度読み必死の変化球ミステリー!
父の都合で転校を繰り返す小学生の礼恩。それぞれの学校で「バールの怪人」の噂がささやかれ、呼応するようにバールを用いた犯罪が起きていた。ある日礼恩は気づく。怪人の正体はもしかして……。やがて礼恩が辿り着いた「バールの正しい使い方」とは!? 恐るべきどんでん返しに悶絶する人続出! 多数の書店員から圧倒的支持を得た異色のスクルールミステリーが待望の文庫化!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
父親の都合で転校を繰り返す礼恩を取り巻く小学校生活を軸に進むミステリー
最後のオチが秀逸で、エピローグ読み終えてすぐプロローグをもう一度読んでまたエピローグを読みました。
読んでいる最中にすごく感じていた「主人公、小学生4〜6年生にしては文体カチカチすぎじゃない?」ろいう違和感がまさに伏線であったことに震えました…!
私自身も小学生の時に、子どもながらにその理論はおかしいでしょ、と大人に思ったことが少なからずあり、そんな情景も思い出されました。
また、どうしても私は作家論的な読み方をしてしまうので、作者にとっても言ってしまえば嘘である創作というものの意味や思いを改めて考察・検討されている作品なのかなと思いました。
ところどころ時系列を分かりにくくしているのも本当に意図的だと思うのですが、見事に翻弄されました、、
絶対にまた読み返したくなる一冊です。
Posted by ブクログ
主人公の要目礼恩(かなめ・れおん)は、父親の仕事の都合で転校を繰り返している小学生。彼が各地を転々とする生活のなかで身に付けた処世術。カメレオンのように世界に擬態し、違和感なく融け込むこと。そんな鋭い観察眼と思慮深さを持つ礼恩が転校するたびに遭遇する、噓つきなひとびとが関わる事件や謎を描いたお話。
タイトルや表紙は少し不穏な印象がありますが(それで借りたところもある)、読んでみると思慮深い小学生視点での群像劇といった内容で面白かったです。
ミステリーを読んでいる人ほど「あの件はどうなったの?」と思いたくなる要素も正直ありますが、小学生では理解仕切れないところはハッキリとそう描写されているだけなので、不完全なところが逆に作品の完成度を高めていると言えるかもしれません。
勿論、ミステリーとしての仕掛けも様々で、読み終えた時の心の洗われっぷりが凄まじかったです。
Posted by ブクログ
表題の印象から、猟奇的な話なのかと勝手に思っていましたが、ぜんぜん違いましたね(笑)
ちょっと立ち止まって考えてしまう部分があって、読後感は良いです。