【感想・ネタバレ】稲川怪談 昭和・平成・令和長編集のレビュー

あらすじ

怪談語って半世紀。
怖くて楽しい名作選。

NHK-R1「新日曜名作座」
連続ラジオドラマ化原作

本書の主な内容
真っ赤な男/パニック番組/真夜中のラジオ局/消えた家族/NPO/ビバーク/樹海の声/奥多摩の河原/目黒のスタジオ/八王子の首なし地蔵~お地蔵さんの祟り~八王子怨霊地帯/古い火葬場/そして俺は死んだ/真下の住人/東京大空襲~旧明治座の怪~師匠の思い出/深夜のタクシー/四国の廃病院/かくれんぼ

怪談は教えたり教わったりするもんじゃないからね。
噺を誰かが語りついでくれれば、私のことは忘れてしまっていいんです。
人のいるところに怪談はあるんですから。
――どこか懐かしくて、温かくて、怖くて、楽しい。
ラジオ、テレビ、舞台で数多くの怪談を語り続ける第一人者による決定版名作怪談長編集。

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Posted by ブクログ

こちらも別に映像や音声で語られているものを含む、稲川怪談の名作をまとめた一冊。
歴史の悲劇や人の想いにも触れながら、ただ怖い!恐ろしい!だけにならないのはやはり稲川座長の怪談といったところ。

樹海でのロケで、座長がカメラ撮影をするたびに大きくなる読経の声…というあまりに有名でインパクト大なあの一件も描かれている。
あれはたしか当時見ていたけど、あの薄気味悪さ、得体の知れなさは本当に怖かった…。
そのほか、ラジオ局や演劇の場など、座長の実体験は昔の芸能の場の雰囲気がじわじわきてとても良い。

探せば、実際に座長が語る円盤や動画もあるが、あえて活字で読むのも面白い。

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2024年10月07日

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