【感想・ネタバレ】きらめきを落としてものレビュー

あらすじ


女の子が振り返った。
世界が動きを止めた。

小説現代長編新人賞受賞『晴れ、時々くらげを呼ぶ』の鯨井あめが贈る、まばゆく光る六つの宝石のような青春小説集。
スピンオフ掌編も文庫特別収録!

女の子が、きらめきを落とした。一目惚れのあの子へと続く道は僕らしさを探す旅路だった(「ボーイ・ミーツ・
ガール・アゲイン」)。
俺が小説を書かなくなったのは、あなたの作品に打ちのめされたから。なのに…(「言わなかったこと」)。
全六編。小説現代長編新人賞受賞作家が描く宝石のような青春小説集。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

初めて読む作家さんですが、読みやすい文体で、6編全て大学生が主人公で、きらきらした青春を描いているのが心地良かったです。

収録作品で一番面白かったのはだんとつで「主人公じゃない」です。タイムリープSF(すこし不思議)なんですけど、タイトルの意味がわかるとニヤリとするし、最後の切ない余韻も含めてかなり好きな作品です。

あとは文芸サークルを題材にした「言わなかったことも」も好き。

全体的に後悔を描いている作品が多くて、青春の中に影を感じさせるのが良い。

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2024年12月18日

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