【感想・ネタバレ】増補 聖典クルアーンの思想 ――イスラームの世界観のレビュー

あらすじ

クルアーンにはモーセやイエスといったユダヤ教・キリスト教の重要人物たちも預言者として登場する。いったい彼らとイスラームとはどういう関係なのか? なぜ同じ預言者同士でありながらムハンマドに下されたクルアーンが最も正しい聖典とされるのか? 本書ではまずシーア派とスンナ派の違いなどの基礎知識を紹介しながらムハンマドの生涯を概観し、イスラームの成立過程をたどる。その上で天から下されては更新されていく「啓示」の基本構造を説明し「ジハード」などの聖句の意味をクルアーンを読みながら解説する。イスラームの考え方や行動の意味が根本からわかる格好の入門書。

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Posted by ブクログ

クルアーンについて、一般の読者へ向けて、わかりやすく、かつ公平な立場と目線から説明されている良書。
日本では、イスラームやクルアーンについてざっくりとでも理解している人は稀であろう。このような本が広く読まれると、将来の日本社会におけるムスリム達との向き合い方を考える上で、とても為になるのでないだろうか。

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2025年11月25日

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