あらすじ
新型コロナウイルス・オミクロン変異体の塩基配列(RNAを構成する、四つの塩基の並び方)の変異を見て、ウイルス学者である著者は凍りついた。「同義置換が1、非同義置換が30、こんなことはありえない」。同義置換とは、アミノ酸の変異が起こらない塩基配列の置換のことであり、非同義置換はアミノ酸の変異が起こる塩基配列の置換のことを指す。通常、同義置換/非同義置換はランダムに入るため、同義置換が1で非同義置換が30というのは明らかな異常であると言わざるをえない。それから著者は、本格的にオミクロン変異体の塩基配列の解析に乗り出した。著者はオミクロンBA.1が出現する直前に、オミクロンBA.1の変異から一つのアミノ酸が武漢型に戻った配列の変異体があるはずだという仮説のもとで検索を行った。オミクロンBA.1に変異する一つ前の、いわば「親」となる変異体である。すると、自然界では到底ありえない事態が起こっていることが判明したのである。本書では著者が行ったオミクロン変異体の検証について平易に解説し、さらにオリジナル武漢型の特殊性やワクチンと死亡者数増加の関係も考察する。2022年、なぜ超過死亡者(例年の死亡者数をもとに推定される死亡者数を、実際の死亡者数が超過した数)が前年より大幅に増えたのか?
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Posted by ブクログ
興味深い本だった。またウイルスも人工的に製作ができることも知った。著者の様に真実を伝える人がいないと世界は滅びていく。我々は真実を知る必要がある。しかし、世界はそれをしようとしない。大きな利権や権力が不都合な真実を伏せようとしている感を否めない。確かにmRNAワクチンはあまりに早く作られた気がする。疑う事、これを忘れてはいけない。その常識は非常識なのかもしれない。
Posted by ブクログ
ウイルスやワクチンの作りについては、難解でしたが、なぜ宮沢さんが人工的に作られたものと断じるのかが、一般人にも非常にわかりやすく、説得力を持って論じられています。
同時に、日本も世界も沈黙するウイルス界、論文が黙殺されてしまう様子など、やはり、と思わせるくらい不自然に感じられます。ご本人も当初そうでしたが、「常識に照らし合わせて」故意にウイルスをばらまくなどありえない、と多くの科学者もそう思い、疑うことをやめてしまっているのでしょう。
闘う宮沢さんをこれからも見守っていきたいと思います。