あらすじ
時は大正。和菓子屋のひとり娘・月子の夢は一人前の職人となって、両親に恩返しをすること。しかし、ある日店は全焼。両親は帰らぬ人となってしまった。夢が破れ、天涯孤独の身となった月子に手を差し伸べたのは、竜仙家の御曹司・栄寿だった。「あなたの作る菓子が美味しかったから」と栄寿は月子に契約結婚をもちかけて…? 「10年ぶりの初カレがすごい」の茶九楽ゆっけが描く、年下御曹司との琥珀糖が結ぶ甘やかな契約婚。
【第1話 comic tint vol.76収録】
感情タグBEST3
匿名
1
主人公の月子は和菓子屋「宵待堂」の跡取り娘である。
毎日店に立ち接客をしている彼女は腕前はまだ父には及ばないものの商品の中でくるみが中に入った琥珀糖と羊羹と練り切りのつみきの製作を任されていた。
ある日月子は近くの帝国大学に竜仙家次男の栄寿が通うためにここに戻ってきたらしい。
その栄寿が来店したので接客した月子。
どうやら琥珀糖を見てこの店が気に入ったらしい彼は頻繁に来店して店の中の商品を全て買うということを続けていた。
もしかしたらうちの月子を気に入っているのかと浮足立つ両親だが彼にはご令嬢の婚約者がいるらしい。
それに月子は昔近くに住んでいた年下の男の子の琥珀との約束が心にあるので彼に対する思いを忘れられないでいた。
しかし店が全焼して両親を亡くしてしまった月子の前に栄寿が現れて…。